女性と健康

パニック障害とはどのような病気であるのか、まずは専門書の診断基準を見ていきましょう。
(DSM-Ⅳ-TR「精神疾患の診断・統計マニュアル」2000)
パニック障害の発作はある日突然に起こり始め、繰り返し起こることでいつも気にするようになり、その結果今までの日常生活が変化してふさぎこみがちになっていきます。
ある特定の場所で必ず発作が起こるようになったり、いつも不安で家から一歩も出られなくなる、なんてことになる可能性があるのです。一過性のものだと思い込んで適切な対処をしないと他の様々な障害に発展しかねません。
早めに対応することが大切です。
一見これといった原因がなく突然始まるように見えるのがパニック障害ですが、発作を起こす以前から、体質面や性格面にある傾向を持っていた人も少なくないそうです。
この他に、幼い頃に受けた外傷体験が影響しているという理論もあります。また、家族の中に似たような症状で悩んでいる人がいると、パニック発作を起こす可能性が高まるという遺伝的な側面の研究もあるようですが、はっきりとしたことは分かっていません。
以上の様な傾向や特徴を昔から持っていた人が、ある時、長期に渡ってストレスを感じる環境に置かれ続けているとパニック障害を発症することが多いといわれています。
過呼吸といえば、多くの人が知っている、もしくは経験したことがあるかもしれません。正式には「過換気症候群」という医学用語で呼ばれています。
これはパニック障害の人の発作としても起こりうる状態で、両者は非常に似ています。
自分がパニック障害であるのか過換気症候群であるのかを見極めるためには、始めに載せた「診断基準」に当てはまっているかどうかチェックしてみてください。すべての項目を満たさなければパニック障害とは言えません。
もし過呼吸が起こった時には、紙袋などを口に当てて自分がはいた息の炭酸ガスを再吸入させると徐々に落ち着きます。
パニック障害の治療は薬物療法+心理療法を中心として行われます。特に「認知行動療法」と呼ばれる治療法で結果が出ているといわれています。認知、つまりその人が普段使っている物事の捉え方・考え方に働きかけて、発作をコントロールできるように援助していく治療です。自分を取り巻く生活状況と自分の身体感覚がパニック発作とどのように関連しているかを解きほぐし、どう振舞えばいいかという具体的対処方法を見につけます。
また、パニック発作の引き金となりやすい過呼吸が起こったとき、「死にそうだ」と考えるのではなく「ちょっと過呼吸になっているだけだ。対処できる」といった考え方に置き換えられるよう練習するなど、具体的にプログラム化された治療内容になっています。
パニック障害は長引けば長引くほど予後も悪く、日常生活に支障をきたす可能性が高まります。まずは自分で気が付くこと、そして早めに専門機関に相談することが重要です
有効なリラクゼーション方法を身につけておく
パニックの症状が出そうだと感じたときに心身をリラックスできるよう、何かリラクゼーション方法を身につけておくといいでしょう。
深くゆっくり深呼吸する、腕を回して体操をしてみるなど、自分がやりやすい方法を見つけておくと、いざという時に助けになるかもしれません

アロマの力を活用する
また、簡単に取り入れられる方法として、アロマテラピーがあります。
やり方は簡単です。リラクゼーション作用や鎮静作用を持つ自分の好きな香りを外出する時に携帯すればいいだけです。
もし不安に襲われたときはハンカチやハンドタオルにそっと垂らして大きく深呼吸してみましょう。気持ちをスッと落ち着けてくれる効果が期待できます。
【不安を和らげ安心感を与えてくれるオススメの香り】
イランイラン・オレンジスイート・クラリセージ・レモンバーム(メリッサ)・ローズウッド