女性と健康

食生活が乱れがちな現代においては、自分が摂食障害であることに気づきにくくなっています。まずは拒食症の正確な診断基準
を知りましょう。その上で、簡単なセルフチェックをして、自分が拒食症の予備群に入っていないかどうかを確認してみましょう。
※ 拒食症セルフチェックはこちら
(厚生省特定疾患・神経性食思不振症調査研究班、1988)
さて、あなたの現在の拒食症危険度をチェックしてみましょう。
※ 拒食症セルフチェックはこちら
セルフチェックで高得点が出たからといって必ずしも拒食症だとは限りません。
診断名がつくには表1の項目すべてを満たすことになります。ただ、診断名まではつかなくても、一部の項目では
当てはまっているという人が多いのも事実です。部分的に症状がみられる人は、このままだと拒食症の深みにはまって
しまう危険が高くなります。早い段階で、食事に関する悪い習慣を改善しましょう。
1)入院治療
拒食症は悪化すると生命をおびやかす状態にまで陥る危険があります。極度のやせが認められる場合は迷わず病院にいきましょう。
入院をして、まずは体がある程度健康な状態に回復するのを待ちます。
2)生活指導
食事のとり方・睡眠のとり方など、毎日の生活リズムを整えます。
3)からだの治療
栄養の管理や、必要に応じて薬物を利用します。
4)心理的治療
基本的に、上記の1・2・3の治療が行われてから心理療法を行います。
あなたの家族や身近な友人に、もしかして拒食症なのでは?と心配に思う人がいれば、以下の点に注目してみてください。
(ア) 激しいダイエットに励んでいる
(イ) やせているのに太っているという
(ウ) 体重増加を極度に恐れている
(エ) カロリー消費のため過度に運動している
(オ) 一日の気分が体重の増減に影響されている
過食症と同様、このようなサインが顕著に見られるようであれば、その心配を率直に、そして穏やかに本人に伝えてみましょう。
このとき、決して叱責するような態度で接してはいけません。
相手が症状を認めない態度をとったとしても、議論したりくどくどと説教をしたりといった態度だと、かえって病気を認めず隠そうと
するようになるからです。
何に悩んでいるのか、あなたのことを心配しているのだという思いを伝えるつもりで落ち着いて話してください。
もし本人が病気を認めたら、病院への受診を勧めましょう。これも、無理じいせずに、根気よく勧めましょう。
拒食症に効く食事のポイント
1)まず、食べられる食品でエネルギー補給
無理をせず、とりあえずエネルギーの補給に重点を置いて、食べたいもの・食べられるものから摂取しましょう。
2)消化・吸収のよい高たんぱく質のものを摂取する
消化・吸収の力が低下していることが多いので、少し食べられるようになったら、おかゆなどから始めます。
その他、豆腐・白身魚など低エネルギーで高たんぱく質なものがよいでしょう。
3) 栄養バランスをとる工夫をする
主食・主菜・副菜という献立にし、少ない量でもバランスのよい食事をして、自律神経を整えましょう。