健康管理

花粉症の原因はご存知の通り「花粉」です。しかし、花粉症がこれほどまでに増えてしまったのには、スギやヒノキのほかにも理由があります。しかし、未だにはっきりとしたことが解明されていない病気です。
それぞれの植物が花を咲かせる時期になると、自然の摂理に則って花粉が飛び交います。それを人々が吸うことで、花粉症が起こります。日本固有のスギや外来種であるブタクサなど、1年を通して何らかの植物の花粉が空気中に舞っています。

花粉症が増加した原因として、大気汚染が挙げられます。スギの花粉が増えるのに合わせて、特にディーゼル車の排ガスによる大気汚染が増えたことが関係していると言われています。例えば、交通量の多い道路沿いの地域ではスギ花粉の飛散量が少なくてもスギ花粉症にかかる人が多く、交通量の少ない地域ではスギ花粉が飛んでいても花粉症を発症することが少ないと報告されています。また、石油燃焼物による室内の空気汚染も原因だと言われています。

食生活の変化や環境の変化、加齢も、花粉症の増加に影響を与えていると言われています。飽食の世の中になり、偏った食生活が日常化してしまいました。そのため、昔の人に比べ現代人の免疫力は低いと言われています。また、現代人は様々なストレスに囲まれた環境にいます。このことも花粉症増加と関係があるのではないかと考えられています。
寄生虫による感染症が減ってしまったことも花粉症の原因ではないかと、ある研究者は言っています。しかしこの仮説に関しての論拠は薄く、詳細は不明です。寄生虫のエキスなどを投与して花粉症の症状を改善しようという試みによって、たしかに免疫バランスは変化しますが、発ガン率が高まるおそれがあるなどの副作用も示唆されているようです。
花粉症は都会に住む人、都会に長時間滞在する人に多いと言われています。職場やファッションビル、様々な施設がある繁華街やビジネス街。こういった場所は、高い建物やコンクリート、アスファルトばかりです。このような都市構造が花粉症を増加させます。空中を舞ってやってきた花粉は、一旦アスファルトの道路に落ちます。徐々に積もった花粉は、ビルの風や車に舞い上げられます。そのため、都会に暮らす人々は余分に花粉を吸うことになってしまうのです。