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意外に間違っていることも多い、ビタミンCの情報。
宮澤医院の宮澤賢史先生が、じっくりと解説いたします。
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ビタミンCとはどのような成分?

発見は航海から

ヨーロッパの中世、16~18世紀は大航海時代と呼ばれていました。
この時代には恐れられていたものが2つありました。
1つは海賊、もう1つは「壊血病」です。
当時は長い時間をかけて航海が続き、多くの船員たちが壊血病によって命を落としました。
壊血病は筋肉痛、無気力感などではじまるこの病気は、重症化すると出血が多くなり、疲労と体力消耗、腎機能障害などを起こし死に至る病気です。
そんな壊血病の治療に貢献したのがイギリスのジェームス・リンドという海軍医です。
壊血病に倒れた船員たちに対して、毎日オレンジ2個とレモン1個を食べさせたところ、回復させることに成功したのです。
その後、20世紀に入ってからオレンジやレモンなどの柑橘類が壊血病に有効であり、それがビタミンC効果であるということが証明されました。

私たち人間は自分で合成できない

ビタミンCは科学名ではL-アスコルビン酸、またはアスコルビン酸と呼ばれています。
これは、ビタミンCの発見者セントジェルジが抗壊血病作用のある物質(a-sCorbiC aCid、壊血病はsCurvy)として命名しました。
ビタミンCは水に良く溶け、空気に酸化されやすいという性質があります。
多くの動物はビタミンCを体内で合成することが出来るのですが、ヒト、サル、モルモットは体内で合成が出来ないため、外界からの摂取が必要不可欠となります。
ビタミンCは骨、軟骨、腱、皮膚などの全身に存在する結合組織の成分、コラーゲンというたんぱく質の生成に必要となります。
コラーゲンは体内に最も多いたんぱく質で体たんぱく質の25~33%を占めています。
ビタミンCが欠乏すると、コラーゲンの生成が障害され、組織の緊密性が失われるために出血しやすくなったり、傷ついた組織の修復が遅れたりします。
その他にもビタミンCには、腸管からの鉄の吸収促進や、生体内で有害な活性酸素を消去する抗酸化作用、老化防止や発がんを抑制する作用などがあり、私たちが健康で過ごすためには必要不可欠な栄養素です。
野菜や果物、芋類など多くの食材が給源となっているため、摂取するのは容易です。
しかし、喫煙やストレス、運動によってとても消費されやすい栄養素でもあるため、毎日摂り続けることが大切です。

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