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意外に間違っていることも多い、ビタミンCの情報。
宮澤医院の宮澤賢史先生が、じっくりと解説いたします。
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高濃度ビタミンC点滴療法とは?

高濃度ビタミンC点滴療法

およそ15~100g以上のビタミンCを点滴することを「高濃度ビタミンC点滴療法」といいます。
ビタミンCは1日あたりの経口摂取は10~20gが限度で(それより多いと下痢をおこします)、もともとはがんに対する治療としてライナスポーリング博士が提唱し、それを受けたリオルダン医師がビタミンCを点滴で直接体内に入れると抗ガン剤として働くことを研究発表しました。
主にアメリカ、カナダを中心に現在では2万人を超える医療関係者がこの治療に関わっています。
実際にがん患者に対して、抗ガン作用があるかどうかは今でも議論が分かれていますが、少なくとも、大量のビタミンCを点滴しても安全であるということは定説となりました。
これにより、経口摂取では到底達成できなかった強力な抗酸化力をもつ治療を実現できるようになったのです。
その一つが美容医療への応用です。

たとえば、お肌の保水力UP、メラニン合成の抑制、コラーゲン生成促進、皮脂の分泌コントロール、免疫力UPなど、美容と健康に欠かせない効果があり、その即効性にも期待がもたれています。
疲れが溜まりやすく取れにくいヒトやニキビや肌荒れなどでお肌の状態が不安定なヒトには、効果的な治療法とされています。
即効性もありますが、継続的に行うことで効果が持続します。

がん治療に効果的!?

2008年8月、米国の国立衛生研究所の研究チームが、がん細胞を植え付けたマウスにビタミンCを大量に投与して、がん細胞の増殖を抑制することに成功したと発表しました。
がんに対するビタミンCの働きに関しては数多くの論文が発表され、その中では以下の様な効能が報告されています。

008年8月、米国の国立衛生研究所の研究チームが、がん細胞を植え付けたマウスにビタミンCを大量に投与して、がん細胞の増殖を抑制することに成功したと発表しました。
がんに対するビタミンCの働きに関しては数多くの論文が発表され、その中では以下の様な効能が報告されています。

1)抗酸化作用で細胞のがん化を防ぐ。
2)ストレスから守る。
3)白血球やマクロファージの機能を高めて免疫機能を増強する。
4)抗がん活性を有するインターフェロンの産生を促す。
5)薬物代謝に関わって発がん物質を解毒し、体外に排泄する。
6)胃がんの原因になるニトロソアミンの胃中での生成を防ぐ。
7)ウィルスを不活性化する。
8)フェントン反応を介してヒドロキシラジカルを発生させ、直接がん細胞を攻撃する。
9)がん増殖における血管新生を抑制する。

このような働きがあることから、2008年の発表前から実はビタミンCを用いたがん治療はすでに多くの現場で行われています。
米国やカナダのみならず、日本でも2007年にビタミンC研究会(現:高濃度ビタミンC点滴療法学会)が発足してから、多くの医師が治療に関わるようになりました。
高濃度ビタミンC点滴が受けられないのは以下のヒトです。

1)G6PD酵素が欠損している。
2)心機能、腎機能が低下している。
3)鉄過剰症がある。
4)その他医師が不適切とした場合。

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