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意外に間違っていることも多い、イソフラボンの情報。
跡見学園女子大学の石渡尚子先生が、じっくりと解説いたします。
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イソフラボンは育毛に効果あり?
イソフラボンとカプサイシンの組み合わせによる作用
日本のある大学グループの研究で、大豆イソフラボンと唐辛子の主成分であるカプサイシンに育毛効果があるという結果を示したものがあります。
全身脱毛もしくは薄毛の男女50人を対象とした臨床実験で、この2つの成分を含むサプリメントを3か月間摂取してもらった結果、男性の8割、女性の4割の方に発毛や増毛の効果が見られたと発表しています。
イソフラボンとカプサイシンが育毛を促進する理由のひとつとして、血行改善があげられます。
最近では、細胞レベルでの効果として、イソフラボンとカプサイシンの組み合わせにより、毛母細胞の分化や増殖に必要とされる「インスリン様成長因子(IGF-1)」が増加するからともいわれています。
抗男性ホルモン薬との併用など更なる研究が進行中
イソフラボンとカプサイシンの組み合わせが育毛促進につながるという理論に関しては、動物実験が中心で、ヒト試験の結果はわずかです。
ある実験では、遺伝や男性ホルモンの影響による男性型脱毛症の22人に6ヶ月間、カプサイシンとイソフラボン、さらに男性ホルモンの作用を押さえる(抗男性ホルモン)薬を合わせて服用してもらったところ、20人で薄毛部分に発毛がみられたという結果が発表されています。
これは、抗男性ホルモン薬が十分な発毛効果を発揮するために、インスリン様成長因子が毛根で増加している必要であったからではないかと推察されています。
この研究によれば、発毛効果を発揮するために必要なイソフラボン摂取量は1日あたり75mgとなっています。
内閣府食品安全委員会では、大豆や大豆食品を含めた大豆イソフラボンの安全な1日摂取量の上限値を1日あたり70~75mgとしており、発毛に必要とされるイソフラボン摂取量はこの目安量に対して目一杯の量です。
食品から摂取している分には問題ありませんが、サプリメント等で摂取した場合、食事との兼ね合いから、長期間過剰に摂取するリスクも考えられます。
このように、イソフラボンは単体ではなく、カプサイシンや他の薬剤との組み合わせによってその育毛効果を発揮する可能性があるという研究が中心となっています。
また、発毛や育毛のメカニズムもいまだ明らかになっていないことから、未知の部分が多い状況です。
石渡尚子先生が、イソフラボンの基礎知識、効果効能や摂取量などを詳しく解説いたします。

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