意外に間違っていることも多い、しょうがの情報。
渋谷DSクリニックの漢方薬剤師 遠江佳世先生が、じっくりと解説いたします。
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しょうが(生姜)にはどのような成分が含まれる?

しょうがには独特の刺激を持つ香りや風味があり、主に、皮のすぐ下の部分から抽出される精油に含まれる成分と、デンプン質に含まれる成分があります。
デンプン質に含まれる成分には「ショウガオール」や「ジンゲロール」という成分があります。

ジンゲロールは生食で効果を発揮!

ジンゲロールはしょうがの風味の中でも辛味成分です。

ジンゲロールの主な働き
●末梢の血管を拡張し、血流や血液循環を良くする
●消化機能を高め、食欲増進を促す
●殺菌作用により食中毒の予防や素材の傷みの防止

ジンゲロールは多くの働きがありますが、酸化しやすいと同時に揮発性成分という弱点があります。
そのため、細かく切ったり、長時間空気に触れたりしていると本来の働きが弱くなってしまいます。
空気に触れる表面積が増える調理法は、おろす>みじん切り>千切り>スライスの順です。

ジンゲロールの効果的な摂り方

1) しょうがは皮ごと使う
ジンゲロールをはじめ、しょうが独自の成分のほとんどは皮近くに含まれているため、しょうがを使う際は泥をきれいに落として皮ごと使い、皮を剥く際はスプーンの側面でこするようにして、なるべく薄く剥くようにすると、しょうがの成分がより有効に摂り入れられます。

2) しょうがのすりおろしを使う場合は、食べる直前に!
ジンゲロールは揮発性が高いので、すりおろしてから時間が経つほどに本来の働きが弱くなっていきます。
ですから、生姜のすりおろしを使う際は、食べる直前にすりおろしましょう。

3) スライスしたしょうがをはちみつに漬ける
ジンゲロールは空気に触れると酸化しやすいため、スライスしてはちみつに漬けておくことで空気に触れることがなく、酸化を防ぐことが出来ます。

また、はちみつに溶けだしたジンゲロールも体内に摂り入れられるので、ヨーグルトや紅茶などに入れて飲むことをおすすめします。

ジンゲロールは熱を加えるとショウガオールに変身!

しょうがに熱を加えて調理すると、ジンゲロールがショウガオールに変化します。
ショウガオールの主な働きは血管を拡張し、血行を良くすることです。
血行が良くなることで体が温まることから、ショウガオールは冷え対策の強い味方です。
加熱時のショウガオールの量は 炒める>煮る>茹でる の順で、炒めた時に一番多くなることがわかっています。

ショウガオールの効果的な摂り方

1) 炒めるときは漬けだれも一緒に!
生姜焼きなどで漬けだれにしょうがをすりおろして加えている場合は、たれも使って一緒に炒めることでジンゲロールがショウガオールに変わるので、ショウガオールを効率よく摂取できます。

2) 冷え性対策には熱いお湯に溶かす
ショウガオールはジンゲロールに熱が加わることによって変化します。
ですから、身体の冷えを改善したいときは熱いお湯にしょうがを溶かすことによってショウガオールの効果を得ることが出来ます。



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