意外に間違っていることも多い、コラーゲンの情報。
メディアージュクリニック青山の椎名邦彦先生が、じっくりと解説いたします。
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コラーゲンとアミノ酸の関係は?

主に非必須アミノ酸で構成されるコラーゲン

コラーゲンはタンパク質であり、タンパク質であるということは、多数のアミノ酸が結合してできているということは繰り返しお話してきました。
一般的にタンパク質を合成するアミノ酸は20種類存在することが分かっています。
そのうち、体内で合成できないため食べ物からの摂取が必要な「必須アミノ酸」が10種類、残りは体内で合成できるため、「非必須アミノ酸」と言います。

では、コラーゲンはどのようなアミノ酸によって構成されているかというと、まず、グリジンが全体の1/3以上をしめ、次に多いのがプロリン、その次がアラニン、ヒドロキシプロリンと続きます。
この4つのアミノ酸がコラーゲンを構成する全アミノ酸の2/3をしめており、残りは数十種類のアミノ酸が少しずつ結合しているという状態です。
全てのアミノ酸を詳細に説明すると話が込み入ってきますので、ここでは主要なアミノ酸について説明したいと思います。
コラーゲンを構成する主要な4つのアミノ酸の主な特徴を下記にまとめました。
1)グリジン・・・ヘモグロビンや肝臓中の酵素などの構成成分。運動・感覚など体の調整。
2)プロリン・・・体のエネルギーとして使われやすい。肌の角質層の保湿作用。コラーゲン修復力。
3)アラニン・・・肝臓のエネルギー源。アルコール代謝を改善する作用。
4)ヒドロキシプロリン・・・コラーゲンの構造を安定化させる作用。

この中で特に注目なのがヒドロキシプロリンと呼ばれるコラーゲンにしかない特殊なアミノ酸の存在です。
グリジン、プロリン、アラニンは先程お話したタンパク質を合成する20種類のアミノ酸の中に含まれています。
しかし、ヒドロキシプロリンは、プロリンがヒドロキシル化(水酸化)したものであり、20種類のアミノ酸には含まれない、コラーゲン独特のアミノ酸です。

他のタンパク質と合わせることでアミノ酸のバランスがよくなる

動物の肉からコラーゲンを摂取すると、体内で分解されて最小単位であるアミノ酸になります。
その内、グリジンやプロリンなどのアミノ酸は再びコラーゲンを合成するためのアミノ酸となりえます。
しかし、ヒドロキシプロリンがそのまま体内でコラーゲン合成に寄与する可能性はないという説が一般的です。
また、その他のアミノ酸も単純にコラーゲンの材料となるためだけに使われるわけではありません。
つまり、コラーゲンを摂取しても、一旦体内でアミノ酸に分解されバラバラになり、それらは再び全て合わさって同じようにコラーゲンを作りだすわけではなく、その時体内で必要とされている様々な組織の材料として使われていくのです。

もし再びコラーゲンを体内で形成したいのであれば、足りなくなった分の材料を別の所から補わなければなりません。
こうなると、単純にコラーゲンだけを摂取すれば良いわけではなく、様々なアミノ酸をバランスよく豊富に含む別の食材と合わせることが大事になってきます。
極端にいえば、コラーゲンを食べなくても、体内でコラーゲンを作るために必要なアミノ酸が別の食材から摂取できていればコラーゲンの合成には問題がないということになります。

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