意外に間違っていることも多い、アロエの情報。
渋谷DSクリニックの漢方薬剤師 遠江佳世先生が、じっくりと解説いたします。
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アロエにはどのような種類がある?

最もポピュラーな2種類のアロエ

品種改良したものや雑種も含め、アロエの種類は世界中におよそ600種類存在すると言われています。
形や大きさは様々で、高さ20㎝に達するものがあったり、5cm以下という小振りの種類があったりと様々です。
ただ、薬用になるアロエは数種類に限られています。
現在薬効が認められているものは「キダチアロエ」「アロエベラ」「ケープアロエ」「ソコトラアロエ」などです。
その中でも、健康法や美容法で最も利用されており、入手しやすいのは「キダチアロエ」と「アロエベラ」の2種類に絞られます。

日本で多くみられるキダチアロエ

元々日本の気候に適していたのはキダチアロエです。
茎が木のように中央に立ちあがっているため、「キダチ」という名前がついたと言われています。
茎を取り巻くように細めの葉が横から上に伸びています。
葉が細いため葉肉は薄めで、縁に三角形のトゲが密にあります。
葉の内部にある半透明のゼリー質の粘度はさほど高くなくサラッとしています。
苦みのもとである成分「アロイン」を多く含んでいるため、苦みがとても強いのが特徴です。

葉が大きくて葉肉が厚いアロエベラ

西インド諸島が原産地で、メキシコやアメリカテキサス州などで主に栽培されていたのがアロエベラです。
アロエベラの学名は「アロエ・バルバデンシス」と言い、「真実のアロエ」という意味になります。
葉肉の中に粘り気の強いゼリー質がたっぷり入っているのが特徴です。
キダチアロエ一株がアロエベラの一枚の葉に匹敵するほど、厚く太く大きい葉が成長します。
葉の長さは平均80cm、幅は10cmほどで、グングン育つと1枚が2~3kgほどになる場合もあります。
また、苦み成分がキダチアロエより弱めで、無味に近い淡白な味が特徴です。

ゼリー質を取り出して使う場合にはアロエベラの方が効率よく取れて便利です。
ただ、栽培のしやすさは、大きさの面や気候の面から言ってキダチアロエの方が育てやすいと考えられます。
キダチアロエとアロエベラは薬効に大差はありませんが、多少違う成分もあります。
具体的には次の段落で説明したいと思います。

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