サプリメントや健康食品を摂取することにより、医薬品の効果が通常より出すぎたり、効果が減少してしまうことがあります(=相互作用)。医薬品による治療を行っている場合には、サプリメントを摂る前に医師や薬剤師に相談しましょう。また、下にサプリメントと医薬品の相互作用一覧を載せてありますので、参考にしてみてください。
| 薬品名 |
薬品名 |
相互作用 |
備考 |
| カフェイン |
コリンテオフィリン
(テオコリン/エーザイ) |
過度の中枢神経刺激作用が現れることがある |
作用により中枢神経刺激作用が増強される |
| カフェイン |
ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン
(トラベルミン/エーザイ) |
本剤はジプロフィリンを含有しているため、過度の中枢神経刺激作用があわられることがある |
併用により中枢神経刺激作用が増強される |
| カフェイン |
リルゾール
(リルテック/アベンティス) |
- |
ヒト肝ミクロソームを用いたin vitro試験においてチトクロームP-450の分子種であるCTP1A2はリルゾールの酸化的代謝を伴う主要な酵素であることが示唆されており、これらの薬剤は、本剤の排泄を遅延させる可能性がある |
| カフェイン高含有飲食物(コーヒー、紅茶、緑茶など) |
ジアゼパム
(セルシン/武田)
(ホリゾン/山之内)
(ソナコン/中外) |
効果の減弱 |
ジアゼパムの鎮静及び精神運動抑制作用が減弱される。 |
| カフェイン高含有飲食物(コーヒー、紅茶、緑茶など) |
ジスルフィラム
(ノックビン/三菱ウェルファーマ) |
血中カフェイン濃度の上昇 |
ジスルフィラムによりカフェイン代謝の阻害 |
| カフェイン高含有飲食物(コーヒー、紅茶、緑茶など) |
シメチジン
(タガメット/住友製薬) |
カフェイン副作用の出現→不眠、不安、イライラ状態 |
シメチジンがカフェインの代謝酵素CYP1A2を阻害(実証はされていない)/T1/2が70%延長 |
| カフェイン高含有飲食物(コーヒー、紅茶、緑茶など) |
テオフィリン
(テオドール/日研)
(ユニフィル/大塚製薬) |
副作用の出現 |
コーヒー中のカフェインが主に肝臓で行われるテオフィリンの代謝分解を阻害する/カフェイン、テオフィリンともにCYP1A2により代謝される |
| カレー |
クロルプロパミド
(アベマイド/小林化工) |
効果(血糖降下作用)の増強、副作用の出現→低血糖 |
カレーによりクロルプロパミドの血糖降下作用が増強される |
| キャベツ、芽キャベツ |
アセトアミノフェン
(各社) |
キャベツ、芽キャベツ中の成分により薬の代謝酵素が活発になり、血中のアセトアミノフェン濃度が低下し、解熱鎮痛の効果が減弱します。 |
|
| 牛乳 |
エトレチナート
(チガソン/中外) |
効果(抗乾癬作用)の増強、副作用の出現→ビタミンA過剰症 |
可溶化を促進作用の増強牛乳で服用すると吸収増大作用の増強血清中濃度(3倍) |
| 牛乳 |
クラブラン酸カリウム・アモキシシリン
(オーグメンチン/GSK) |
効果(抗菌作用)の減弱 |
牛乳により薬剤の消化管吸収が減少し、血中アモキシシリン濃度が低下する |
| 牛乳 |
グリセオフルビン
(ポンシルFP/武田) |
効果(抗真菌作用)の増強、副作用の出現 |
牛乳により薬剤の消化管吸収が増大し、血中グリセオフルビン濃度が上昇する |
| 牛乳 |
鉄化合物製剤
(有機酸鉄を含む)
(フェロミア/エーザイ)
(フェルム/日医工=三菱ウェルファーマ)
(スローフィー/ノバルティス)
(フェロ・グラデュメット=大日本) |
効果(造血作用)の減弱 |
牛乳中リン塩酸・リンタンパクへの鉄剤の結合により鉄の消化管吸収が減弱する |
| 牛乳 |
メシル酸ブロモクリプチン
(パーロデル/ノバルティス) |
- |
相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている |
| 牛乳(大量) |
イソプロパミド・水酸化アルミニウム配合剤
(マリジンM/住友製薬) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
ー |
| 牛乳(大量) |
塩化カルシウム
(各社) |
牛乳アルカリ症が現れることがある |
腸管からのカルシウム吸収が増大 |
| 牛乳(大量) |
塩酸ジサイクロミン・水酸化アルミニウム配合剤
(コランチル/塩野義) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する |
| 牛乳(大量) |
合成ヒドロタルシト
(サモールN/メルクホエイ) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する |
| 牛乳(大量) |
酸化マグネシウム
(各社) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する |
| 牛乳(大量) |
水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム
(マーロックス懸濁内服薬/アベンティス=山之内) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
機序不明、血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる |
| 牛乳(大量) |
水酸化マグネシウム
(ミルマグ/阪急=高田) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
機序不明、本剤によるpHの上昇(代謝性アルカローシス)が血清カルシウムの上昇に関与すると考えられる |
| 牛乳(大量) |
タカヂアスターゼ・生薬配合剤 |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
本剤の吸着作用または消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられている |
| 牛乳(大量) |
沈降炭酸カルシウム
(カルタン/メルクホエイ=扶桑) |
高カルシウム血症が現れやすくなる |
機序不明 |
| 牛乳(大量) |
メチルジオキソラン・銅クロロフィリンナトリウム配合剤
(ガストロフィリンA/富山化学) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
本剤は沈降炭酸カルシウム等を含有するため、併用により血中カルシウムの吸収を亢進する |
| 牛乳(大量) |
メチルベナクチジウム・ムチン配合剤
(ファイナリンG/山之内) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
本剤により、血中pHが上昇すると考えられる |
| 牛乳、カルシウム製剤 |
炭酸水素ナトリウム
(各社) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
代謝性アルカローシスが持続することにより、尿細管でのカルシウム再吸収が増加する |
| 牛乳、乳製品、カルシウム製剤 |
メチオニン・メタケイ酸アルミン酸マグネシウム配合剤
(キャベジンUコーワ散/興和) |
milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれるおそれがある |
機序不明、血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる |
| 牛乳、乳製品、カルシウムを多量に含有する食物、カルシウム製剤 |
リン酸エストラムスチンナトリウム
(エストラサイト/日本新薬) |
同時に服用することにより吸収が抑制され、本剤の作用を減弱させる |
カルシウムイオンとの間に不溶性の複合体が形成されるため |
| 牛乳や乳製品のような高カルシウム食 |
エチドロン酸ニナトリウム
(ダイドロネル/住友製薬) |
- |
本剤はカルシウム等と錯体を作ること、また動物実験で非絶食投与により吸収が著しく低下することが確認されている |
| 高タンパク食 |
塩酸プロプラノロール
(インデラル/アストラゼネカ) |
効果(降圧作用等)の減弱 |
高タンパク食により薬剤の消化管吸収が減少し、血中プロプラノロール濃度が低下する。 |
| 高タンパク食 |
テオフィリン
(テオドール/日研)
(ユニフィル/大塚製薬) |
効果(気管支拡張作用)の減弱 |
高タンパク食により、薬物代謝酵素が誘導され、血中テオフィリン濃度が低下する |
| 高タンパク食 |
レボドパ
(ドパストン/三共)
(ドパゾール/第一製薬)
(ドパール/協和発酵) |
効果(パーキンソン症状改善作用)の減弱 |
高タンパク食により薬物代謝酵素が誘導され、血中レボドパ濃度が低下する。「高タンパク食によりレボドパの吸収が低下するとの報告がある」 |
| 高タンパク食 |
塩酸リドカイン
(キシロカイン/アストラゼネカ) |
- |
CL増大 |
| 高タンパク食 |
制酸剤 |
- |
タンパクのリン酸イオンとアルミニウムが不溶性のリン酸アルミニウムを形成するため |
| 薬品名 |
薬品名 |
相互作用 |
備考 |
| ショウガ |
ワルファリンカリウム
(ワーファリン/エーザイ) |
副作用の出現→出血傾向 |
ショウガにトロンボキサン合成酵素阻害作用がある |
| ショウガ |
ワルファリンをはじめとした血栓予防薬 |
出血時間の延長 |
トロンボキサン合成酵素抑制作用がある |
| 食塩 |
ヒドロクロロチアジド
(ダイクロタライド/万有) |
- |
作用増強 |
| 食事 |
アズレンスルホン酸ナトリウム
(アズノール/日本新薬) |
主作用の減弱 |
食事によりアズレンの潰瘍病巣保護作用が減弱する |
| 食事 |
アルギン酸ナトリウム
(アルロイドG/カイゲン) |
主作用の減弱 |
食事によりアルギン酸ナトリウム の潰瘍病巣保護作用が減弱する |
| 食事 |
イコサペント酸エチル
(エパデール/持田=大日本) |
効果(抗血小板作用)の増強 |
食事により薬剤の消化管吸収が増大し、血中イコサペント酸エチル濃度が上昇する |
| 食事 |
エチドロン酸ニナトリウム
(ダイドロネル/住友製薬) |
主作用の減弱 |
食事により薬剤の消化管吸収が増大し、血中エチドロン酸濃度が上昇する |
| 食事 |
エラスターゼ
(エラスチーム/エーザイ) |
主作用の減弱の可能性 |
本剤は酵素製剤(腸溶剤)であり、食事により胃酸等により失活するおそれがある |
| 食事 |
オルノプロスチル
(アロカ/ファルマシア)
(ロノック/小野) |
主作用の減弱 |
食事によりオルノプロスチルの潰瘍病巣保護作用が減弱する |
| 食事 |
クロモグリク酸ナトリウム
(インタール内服用/藤沢) |
主作用の減弱 |
食事により消化管粘膜マスト細胞に対するクロモグリス酸の作用が減弱する |
| 食事 |
シダノシン腸溶性
(ヴァイデックスECカプセル/ブリストル) |
健常成人(20例)にカプセル剤400mgを食後に経口投与した時の最高血中濃度は45%減少、AUCは18.7%減少、Tmaxは約3時間延長した |
― |
| 食事 |
ピネン・カンフェン配合剤
(ロワチン/扶桑) |
嘔吐 |
食後に服用した場合、ロワチン中油性配合成分(テルペン)に由来するにおいに起因する吐き気により嘔吐する恐れがある |
| 食事 |
リファンピシン
(リファジン/第一製薬)
(リマクタン/ノバルティス) |
効果(抗結核作用)の減弱 |
食事により薬剤の消化管吸収が減少し、血中リファンピシン濃度が低下する |
| 食事 |
リボフラビン
(強力ビスラーゼ/山之内) |
効果の増強 |
食事により薬剤の消化管吸収が増大し、血中リボフラビン濃度が上昇する |
| 食事 |
硫酸インジナビルエタノール付加物
(クリキシバン/万有) |
主作用の減弱 |
食事により薬剤の消化管吸収が減少し、血中インジナビル濃度が低下する |
| 食事 |
リルゾール
(リルテック/アベンティス) |
主作用の減弱 |
食事により薬剤の消化管吸収が抑制され、血中リルゾール濃度が約20%低下する |
| 食事 |
アセトアミノフェン
(各社) |
- |
食物摂取によって吸収の遅れがみられ、特に含水炭素により、吸収が遅れる |
| 食事 |
塩酸トリエンチン
(メタライト/ツムラ) |
本剤の作用が減弱する |
本剤の吸収が妨げられるおそれがある |
| 食事 |
塩酸リドカイン
(キシロカイン/アストラゼネカ) |
- |
吸収率増加 |
| 食事 |
クアゼパム
(ドラール/三菱ウェルファーマ) |
過度の鎮静や呼吸抑制を起こすことがある。 |
難溶性薬物である本剤は異内容物の残留によって吸収性が向上し、未変化体及びその代謝物の血漿血中濃度が空腹時の2~3倍に高まることが報告されている。 |
| 食事 |
トリパミド
(ノルモナール/エーザイ) |
- |
空腹時よりも、食事1時間後投与により、血中濃度は、最高値を示す. |
| 食事 |
ヒドロクロロチアジド
(ダイクロタライド/万有) |
- |
吸収促進によるバイオアペイラビリティ増大、吸収率低下 |
| 炭焼き肉 |
テオフィリン
(テオドール/日研)
(ユニフィル/大塚製薬) |
効果(気管支拡張作用)の減弱 |
炭火焼きビーフに含まれる多環炭化水素による、CYP1A2の酵素が誘導され、テオフィリン代謝が亢進 |
| セロリ |
ワルファリンカリウム
(ワーファリン/エーザイ) |
副作用の出現→出血傾向 |
セロリ中クマリンまたはクマリン誘導体に抗血液凝固作用がある |
| 薬品名 |
薬品名 |
相互作用 |
備考 |
| 大豆 |
クエン酸タモキシフェン
(ノルバデックス/アスタラゼネカ) |
効果(抗エストロゲン作用)の減弱 |
大豆中エストロゲン様物質によりタモキシフェンの作用が阻害される |
| 大豆 |
クエン酸トレミフェン
(フェアストン/日本化薬) |
副作用の出現 |
大豆中成分にエストロゲン様作用がある |
| 大豆 |
結合型エストロゲン
(プレマリン/ワイスレダリー=旭化成) |
副作用の出現→静脈血栓塞栓症等 |
大豆中成分にエストロゲン様作用がある |
| タマネギ |
ワルファリンカリウム
(ワーファリン/エーザイ) |
副作用の出現→出血傾向 |
タマネギに抗血液凝固作用がある |
| タンニン酸を含有するもの(濃い緑茶、コーヒー等) |
クエン酸第一鉄ナトリウム
(フェロミア/エーザイ) |
鉄の吸収を阻害するおそれがある |
高分子キレートを形成、吸収を阻害する |
| タンニン酸を含有するもの(濃い緑茶、コーヒー等) |
溶性ピロリン酸第二鉄
(インクレミン/武田) |
本剤の吸収が阻害され、効果が減弱するおそれがある |
不溶性の塩を形成し、吸収が阻害されると考えられる |
| タンニン酸を含有するもの(濃い緑茶、コーヒー等) |
硫酸鉄(経口剤)
(スローフィー/ノバルティス)
(フェロ・グラデュメット/大日本) |
- |
不溶性の塩を形成し、本剤の吸収を阻害することがある |
| タンニン酸を含有するもの(濃い緑茶、コーヒー等) |
フマル酸第一鉄
(フェルム/日医工=三菱ウェルファーマ) |
- |
不溶性の塩を形成し、本剤の吸収を阻害することがある |
| チーズ |
塩酸アミトリプチリン
(各社) |
副作用の出現→悪性症候群等 |
チーズ中チラミンにより交感神経刺激作用が増強される |
| チーズ |
フェニルプロパノールアミン配合剤
(ダンリッチ/住友製薬) |
副作用の出現 |
チーズによりフェニルプロパノールアミンの交感神経刺激作用が増強される |
| チラミンを多く含有する食物(チーズ等) |
イソニアジド
(イスコチン/第一製薬) |
血圧上昇、動悸があらわれることがある |
本剤のMAO阻害作用により、チラミンは不活性化されず、アドレナリン作動性神経終末部において蓄積されているカテコールアミンの遊離を促進すると考えられている |
| チラミンを多く含有する食物(チーズ等) |
イソニアジドメタンスルホン酸ナトリウム
(ネオイスコチン/第一製薬) |
血圧上昇、動悸があらわれることがある |
本剤のMAO阻害作用により、チラミンは不活性化されず、アドレナリン作動性神経終末部において蓄積されているカテコールアミンの遊離を促進すると考えられている |
| チラミンを多く含有する飲食物(チーズ、ビール、赤ワイン等) |
リネゾリド
(ザイボックス/ファルマシア) |
血圧上昇、動悸があらわれることがある |
本剤は非選択的、可逆的モノアミン酸化酵素阻害作用を有する |
| 低塩食 |
塩酸ベラパミル
(ワソラン/エーザイ=北陸) |
副作用の出現→起立性低血圧等 |
低塩食により薬剤の消化管吸収が増大し、血中ベラパミル濃度が上昇する |
| テオブロミン(チョコレート等) |
テオフィリン
(テオドール/日研)
(ユニフィル/大塚製薬) |
- |
テオブロミンの影響で薬の作用が強まる。 |
| トウガラシ |
カプトプリル
(カプトリル/三共=ブリストル) |
副作用の出現→咳 |
カプサイシンの吸入により咳が誘発される |
| トウガラシ |
テオフィリン
(テオドール/日研)
(ユニフィル/大塚製薬) |
副作用の出現 |
トウガラシにより薬剤の消化管吸収が増大し、血中テオフィリン濃度が上昇する |