サプリメントの成分辞典

ビオチンはビタミンHとも呼ばれ、パントテン酸と共に酵素を作り、脂肪酸やコレステロールの代謝をしながらエネルギーを作り出す働きをしています。ビオチンは、食品に広く含まれており、また腸内細菌によって合成されるので、一般的に欠乏はほとんど見られません。しかし生卵を好んで摂取したり、長期間にわたって抗生物質を摂取している場合は、胃や腸の中でビオチンの吸収を阻害されます。
不足することはめったにありませんが、卵の白身を生で大量に食べると、白身に入っているアビジンというタンパク質がビオチンと結びつき、体に吸収されにくくなります。注意したいのは乳児です。乳児にとって不足しがちな栄養素です。栄養源を調製粉乳とくに治療用特殊粉ミルクを飲んでいる乳児に欠乏症が見られることがあります。
ビオチンの1日所要量は成人30マイクログラム、授乳婦35マイクログラム、上限はありません。
ビオチンは水溶性ビタミンで安定しています。食品中の中では多くの場合、タンパク質に結合した形で存在しています。調理中の損失はごくわずかで、損失の多くは水への浸出です。食品加工時(缶詰など)に中程度の分解が起こります。
主な供給源は、レバー、落花生、卵黄、木の実、酵母などです。
レバ![]() |
鉄、ビタミンA、B群、コエンザイムQ10、ビタミンAと相乗効果のある亜鉛を含みます。 コレステロールを多く含むので食べすぎには注意が必要です。 |
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卵黄![]() |
レシチン、ビタミンC以外のすべての栄養素を含み、特にビタミンやミネラルが豊富に含まれています。しかし、コレステロールが多く含まれていますので食べ過ぎには注意が必要です。 |
落花生![]() |
ビタミンB群、E、亜鉛、レシチンが含まれています。脂質が多く含まれていますので、食べ過ぎには注意が必要です。 |
ビオチンは医薬品として長年使用されてきましたが、食品添加物としては使用を認められていませんでした。その理由は毒性があるためでなく、ビオチンの栄養学的な重要性が十分に理解されていためでした。 第6次改定日本人の栄養所要量で初めて所要量が策定され、最近になり、保健機能食品制度において食品添加物として使用することを認められました。
日本人の栄養所要量では策定されましたが、第5訂日本食品標準成分表において成分項目として記載されていません。 所要量を満たす食品量として記載することができませんでしたので、ビオチンを多く含む食品として記載しました。
ビオチンはその凝固作用を助ける働きが災いし、いくつかのケースで摂取を注意しなければいけない場合があります。それはワーファリンなどをはじめとする血液の抗凝固作用を持つ薬を服用している人の場合です。実際こうした症状を抱え、治療を受けている方は、医者からビオチンを多く含む食品やビオチン剤の使用を制限するよう指導されます。
ビオチンを摂取する為の簡単レシピを紹介します。
| 【材料(1人分)】 | 鶏 レバー50g、乾燥ひじき25g、人参15g、しょうが10g、油大さじ1/2(調味料)しょうゆ大さじ1/2、砂糖小さじ1、酒大さじ1 |
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| 【作り方】 |
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