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コエンザイムQ10 (Coenzyme Q10 (PDQ®))

コエンザイムQ10 (Coenzyme Q10 (PDQ®))

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verview(概観)verview(概観)

このCAM情報要約は、癌治療におけるコエンザイムQ10の使用について概観しています。この要約には、コエンザイムQ10に関するリサーチの歴史、実験室での研究、ヒトを被験者にした調査から得たデータなどが含まれます。自然に発生するコエンザイムQにはいくつかありますが、そのなかでもQ10はヒトやほとんどの哺乳動物に見つかる主要な成分であり、治癒効果の可能性がある成分として研究されています。したがって、この要約ではコエンザイムQ10についてのみ論じます。

この要約には、以下の重要な情報が含まれています。

  • コエンザイムQ10は、ヒトの身体で自然に作られます。
  • コエンザイムQ10は、細胞によるエネルギー産生を助け、抗酸化作用があります。
  • コエンザイムQ10は、免疫システムを刺激し、心臓が特定の化学療法で使われる薬物によって損傷を受けるのを防ぐ働きがあることがわかっています。
  • 癌患者のなかには、コエンザイムQ10の血中濃度が低い者がいることが発見されています。
  • 癌治療としてのコエンザイムQ10の効果を調べた無作為臨床試験に関しては、論文調査のある科学ジャーナルには何も報告されていません。
  • コエンザイムQ10は、補助食品としてアメリカで販売されています。

 

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General Information(一般的な情報)一般的な情報

●General Information

コエンザイムQ10(Co Q10、Q10、ビタミンQ10、ユビキノン、ユビデカレノンとしても知られている)は、ヒトの身体によって自然に合成されたべンゾキノン化合物です。
Qと10は、それぞれキノン化学集合体と10アイソプレニル化学サブユニットのことで、この化合物の構造要素です。コエンザイムとは、この化合物のプロテインパートナー(酵素もしくは酵素複合体のこと)が正常に機能するために必要な有機的(炭素原子を含む)非タンパク分子を指します。 コエンザイムQ10は、有気呼吸(酸素を必要とする呼吸)や有気的代謝、あるいは酸化代謝や細胞呼吸として知られている過程で身体内の細胞によって消費されます。
この過程を通して、細胞を成長させ維持するためのエネルギーが細胞内のミトコンドリア(細胞の中にある細胞小器官の一種)で作られます。(1-4で報告)また、コエンザイムQ10は、体内で生じる抗酸化薬として身体によって消費されます。(1,2,4-8で報告)抗酸化薬は、遊離基(ラジカル:不対電子を持つ原子または分子)から細胞を守る物資です。
ラジカルはよく反応する化学物質で、しばしば酸素原子を含み、DNAや脂質などの重要な細胞要素を傷つけます。さらに、研究では、コエンザイムQ10の血しょう細胞を、酸化ストレス(正常な抗酸化薬レベルが低下する状況)を測定するために使っています。(9,10)

コエンザイムQ10は、ほとんどの組織に存在しますが、心臓や肝臓、腎臓、膵臓に最も高い濃度で存在します。[11]肺における濃度が最も低いです。コエンザイムQ10の組織は、加齢により減少します。
これは、この成分の必要度は高くなるが、生産性が落ち、また、合成に必要な化学的前駆体(化学反応の過程で生成される物の前物質)の摂取が不充分なためです。(12で報告)ヒトにおいて、コエンザイムQ10の血中濃度は、1ミリ中0.30から3.84マイクログラムが正常値とされています。(13,14)(2,4で報告)

最大の細胞エネルギーを産生するためにはコエンザイムQ10が重要になってくることから、癌以外の病気の治療としてこの成分の使用が研究されてきました。
こうした研究の大半は、コエンザイムQ10が心臓血管疾患の治療に効果があるかどうかを調べています。(2,4に報告)癌患者においては、コエンザイムQ10は、アントラサイクリン系が引き起こす心毒性(アントラサイクリン系はドキソルビシンを含む化学療法薬品に属し、心臓に損傷を負わせる可能性がある)から心臓を保護し(3,16-18)、免疫システムを刺激することが知られています。
(20で報告)コエンザイムQ10が免疫システムを刺激することは、動物を使った研究や癌患者以外でも観察されています。そのため、さまざまな癌患者の補助的治療として使われています。(17,28-30)(20,31-33で報告)

コエンザイムQ10は、免疫システムに与える効果を通して間接的に制癌の働きをしている可能性がある一方で、この成分の類似体は直接に癌の進行を抑制している証拠があります。コエンザイムQ10の類似体は、生体外での癌細胞の増殖やラットやマウスに移植された癌細胞の成長を抑制することがわかっています。
(12,34)こうした発見から、コエンザイムQ10の類似体には、代謝拮抗物質として、細胞の成長や延命に必要とされる正常な生化学的な反応を妨げる機能があり、したがって、短期間の化学療法の薬品として有効ではないかということが提案されています。

コエンザイムQ10を補助食品として販売している企業がいくつかあります。アメリカでは、補助食品は薬品ではなく食べ物として規制されています。したがって、特定の病気予防や治療に対する苦情がない限り、市場で販売される前に米食品医薬品局(FDA)から評価や承認を受けることは義務付けられていません。
しかし、FDAは安全でないと思われる補助食品は市場から撤去することができます。理由としては、補助食品の生産に一貫があるかどうか正式な調査が行われていないため、商品にはかなりのばらつきがあるからです。気をつけていただきたいのは、FDAは癌やその他の医学的症状に対する治療にコエンザイムQ10を使用することを承認しているわけではありません。

アメリカで臨床薬品リサーチを実施したい研究者は、FDAに対し新薬治験開始(IND)申請をしなくてはなりません。INDの申請過程は極秘で行われ、IND情報は応募者だけしか開示しません。癌治療としてのコエンザイムQ10を研究するためにINDを申請したと発表した研究者は、今のところいません。

動物を使った研究では、コエンザイムQ10は注射(静脈注射、腹膜内注射、筋肉内注射、皮下注射)を使って投与されました。通常は、ヒトは丸薬(錠剤、カプセル)の形で口から摂取しますが、静脈注射が投与されたこともあります。コエンザイムQ10は、脂肪と一緒に摂取すると最もよく吸収されます。したがって、脂質と調合したほうが、純粋なコエンザイムQ10だけより吸収がよくなります。(2,4で報告)ヒト研究では、投与量と投与スケジュールはさまざまでしたが、通常、一日90から390ミリグラムの範囲でした。

References(参考)

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  31. Folkers K: Relevance of the biosynthesis of coenzyme Q10 and of the four bases of DNA as a rationale for the molecular causes of cancer and a therapy. Biochem Biophys Res Commun 224 (2): 358-61, 1996. [PUBMED Abstract]
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History(歴史)歴史

●History

1957年、初めてコエンザイムQ10の成分が分離され(1で報告)、1958年、化学構造(ベンゾキノン複合体)が判明しました。(2で報告)1961年に癌の治療薬品としてコエンザイムQ10に関心が集まりました。これは、スウェーデンとアメリカの癌患者、特に乳癌の患者の血液にこの成分の不足が認められた時です。続いて行われた研究で、血しょうコエンザイムQ10の不足程度と乳癌の予後には、統計的に重要な関係があることがわかりました。この成分の血中濃度は、乳癌の患者ではなく、悪性腫瘍の患者(骨髄腫、リンパ腫、肺がん、前立腺癌、膵臓癌、結腸癌、腎臓癌、頭、首)において低いことが報告されています。(2,6)(7で報告)。さらに、コエンザイムQ10がヒトの悪性腫瘍組織で減少していることがわかりましたが(8‐12で報告)、増加していることも報告されています(8で報告)。

1962年以来、実験や動物から得たコエンザイムQ10に関するデータが大量に蓄積されています。この成分に関連する細胞エネルギー産生構造のリサーチが、1978年、化学ノーベル賞を受賞しました。これらのデータから、コエンザイムQ10は、動物の免疫システムを刺激し、抗体レベルを高め、大食細胞(結合組織内でアメーバ状の食作用をする大きな血球)やT細胞(ヒト骨髄中の幹細胞より分化したリンパ球の一種で免疫を調節する)(13,14で報告)の数や働きを高め、また、感染に対する抵抗力を高めることがわかっています。また、コエンザイムQ10は、IgG(免疫グロブリン)抗体レベルを増加させ、人のT細胞におけるCD4(米国およびスイスの医学研究者により現在開発中の実験的抗AIDSタンパク質)に対するCD8 の比率を増加させることが報告されています。CD4とCD8はT細胞の表面で見つかるタンパク質で、CD4とCD8は、それぞれヘルパーT細胞(B細胞を刺激して異物に対する抗体産生を補助するT細胞)と細胞障害性T細胞として区別されます。癌患者において、この比率が減少したことが報告されています。(21,22で報告)その後で、リサーチはコエンザイムQ10のもつ抗酸化薬の特性を概説しています。(25-27で報告)

これまでに考えられる癌に関連したコエンザイムQ10の活動メカニズムには、細胞エネルギー産生における必須機能や免疫システムへの刺激(この2者は関連する可能性があります)、抗酸化薬としての役割があります。コエンザイムQ10は好気的エネルギー産生には欠かせない成分で(1,25,28で報告)、細胞エネルギーが増加すると、B細胞における抗体合成が増加する可能性があることが示唆されています。(6,18で報告)一般情報のところで述べたように、コエンザイムQ10には抗酸化作用もあります(1,25-27,29-32で報告)こうした可能性をもつコエンザイムQ10は、細胞膜(細胞の完全な状態を維持するために欠かせない脂質を含む構造)を安定させ、細胞の他の重要な成分が遊離基によって損傷を受けることから守ると考えられています。(1,25,27,32で報告)DNAに対する(また他の細胞分子に対する可能性もあり)遊離基から受ける損傷は、癌発病の要因である可能性があります。

References(参考)

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Laboratory/Animal/Preclinical Studies(実験室/動物/臨床以前の研究)実験室/動物/臨床以前の研究

●Laboratory/Animal/Preclinical Studies

実験室でのコエンザイムQ10の研究は、主に同成分の構造と細胞の呼吸における同成分の機能に焦点を絞りました。動物実験では、コエンザイムQ10は免疫システムを刺激することがわかりました。研究に使われた動物は、野生動物の感染や、ウイルス性や化学的に誘発された腫瘍形成に対する抵抗力が増加していることがわかりました。(4で報告)コエンザイムQ10の初期の研究では、サル(4,5で報告)やウサギ(6で報告)、家禽(5で報告)において血液生成(新しい血液細胞の形成)が増加していることがわかりました。コエンザイムQ10は、アントラサイクリン系抗癌薬ドキソルビシンを投与されたマウスやラット、ウサギの心臓の筋肉を保護する効果があることがわかりました。別の研究では、ドキソルビシンを腹膜組織に投与されたマウスにこの保護効果が確認されましたが、アントラサイクリンが静脈内投与されたとき、コエンザイムQ10は保護効果を示しませんでした。静脈内投与は、ヒトに対する投与方法です。ある研究における研究者は、コエンザイムQ10と放射線療法の同時投与が放射線療法の効果を減少させたことを発見し、注意を促しました。この研究では、マウスはヒトの肺小細胞癌(これは他種動物の組織の移植研究です)を接種された後、コエンザイムQ10と1回分の放射線療法を投与されました。このマウスにおける腫瘍の成長に対する抑制レベルは、放射線療法のみで治療を受けた非実験グループのマウスより大幅に低下したことがわかりました。理由として、放射線は遊離基を生産させ、また、抗酸化薬は遊離基による損傷から細胞を保護することから、コエンザイムQ10が抗酸化薬として働いたことが考えられます。一般の情報の所で述べたように、実験や動物による研究からコエンザイムQ10の類似体は直接的な抗癌作用をする可能性があります。

References(参考)

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  7. Choe JY, Combs AB, Folkers K: Prevention by coenzyme Q10 of the electrocardiographic changes induced by adriamycin in rats. Res Commun Chem Pathol Pharmacol 23 (1): 199-202, 1979. [PUBMED Abstract]
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  9. Folkers K, Choe JY, Combs AB: Rescue by coenzyme Q10 from electrocardiographic abnormalities caused by the toxicity of adriamycin in the rat. Proc Natl Acad Sci U S A 75 (10): 5178-80, 1978. [PUBMED Abstract]
  10. Lubawy WC, Dallam RA, Hurley LH: Protection against anthramycin-induced toxicity in mice by coenzyme Q10. J Natl Cancer Inst 64 (1): 105-9, 1980. [PUBMED Abstract]
  11. Shinozawa S, Gomita Y, Araki Y: Protective effects of various drugs on adriamycin (doxorubicin)-induced toxicity and microsomal lipid peroxidation in mice and rats. Biol Pharm Bull 16 (11): 1114-7, 1993. [PUBMED Abstract]
  12. Usui T, Ishikura H, Izumi Y, et al.: Possible prevention from the progression of cardiotoxicity in adriamycin-treated rabbits by coenzyme Q10. Toxicol Lett 12 (1): 75-82, 1982. [PUBMED Abstract]
  13. Shaeffer J, El-Mahdi AM, Nichols RK: Coenzyme Q10 and adriamycin toxicity in mice. Res Commun Chem Pathol Pharmacol 29 (2): 309-15, 1980. [PUBMED Abstract]
  14. Lund EL, Quistorff B, Spang-Thomsen M, et al.: Effect of radiation therapy on small-cell lung cancer is reduced by ubiquinone intake. Folia Microbiol (Praha) 43 (5): 505-6, 1998. [PUBMED Abstract]
  15. Folkers K: The potential of coenzyme Q 10 (NSC-140865) in cancer treatment. Cancer Chemother Rep 2 4 (4): 19-22, 1974. [PUBMED Abstract]
  16. Folkers K, Porter TH, Bertino JR, et al.: Inhibition of two human tumor cell lines by antimetabolites of coenzyme Q10. Res Commun Chem Pathol Pharmacol 19 (3): 485-90, 1978. [PUBMED Abstract]

 

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Human/Clinical Studies(ヒト/臨床研究)ヒト/臨床研究

●Human/Clinical Studies

ヒトに対する癌治療としてのコエンザイムQ10の使用は、限られた手法でのみ調査されてきました。ある無作為試験を除いて、これまでに発表された研究では、個々の事例や、事例シリーズが報告され、また、対照グループを用いない臨床研究が行われました。(8-11で報告)しかし、ある無作為試験では、20人の患者が参加し、コエンザイムQ10がアントラサイクリン系薬品によって引き起こされた心毒性を低下させることができるかどうかを調べました。この無作為試験では、動物を使った研究結果が望ましいものだったことから、コエンザイムQ10は、アントラサイクリン系薬品ドキソルビシンで治療された癌患者に見られた心毒性に対する保護薬品としての効果があるかどうかが試されました。研究者たちは、心臓の筋肉にあるミトコンドリア内のコエンザイムQ10はエネルギー生成の生化学反応に関わっているが、ドキソルビシンはそれに干渉するのではないか、そして、こうしたドキソルビシンの干渉は、コエンザイムQ10の補完により防げられるのではないかと仮定しました。前に述べた無作為試験を含む成人や子供を対象にした研究では、動物の研究で観察された心毒性の低下が確認されています。

また、癌に対する補助療法としてのコエンザイムQ10の可能性も調査されています。コエンザイムQ10の血中濃度が、癌患者では頻繁に低くなっている(14,15)ことが観察されているため、従来型の治療を受けている患者に対してコエンザイムQ10の補完が試されました。(7,9,10で報告)デンマークで実施された非盲険法、対照グループなしの臨床研究では、32人の乳癌の患者を18カ月間精察しました。これらの患者の乳癌は、腋窩リンパ節まで進行しており、何人かの患者には遠隔転移が見られました。患者たちは、標準の治療(手術、放射線療法、化学療法,タモキシフェン(乳癌の抗腫瘍薬)を使用している場合としていない場合)に加えて、抗酸化補助薬(ビタミンC、ビタミンE、βカロチン)や他のビタミン、微量のミネラル、必須脂肪酸、コエンザイムQ10(一日90ミリグラム)が投与されました。患者は3カ月ごとに病状(進行性の病気もしくは再発)を診断され、再発の恐れがある場合は、乳房造影(胸部腫瘤の検索のために乳房に造影剤を注入して行うX線撮影法)や骨のスキャナー検査、X線、バイオプシー(生体から組織片を切り取ったり、管を挿入して抜きとって調べること)が実施されました。研究期間中の延命率は、100%でした。(4人は死が予想されていました)6人は寛解(疾患の病状が一時的または永久に軽快したり消失すること)の兆候が見られたと報告されています。しかし、提出された臨床データは不完全で、6人のうち3人のみの寛解を示す情報しか発表されませんでした。6人全員、さらなる転移の兆候は見られませんでした。32人の患者全員が、鎮痛剤の使用が減り、生活の質が向上し、体重の減少がなくなったことが報告されています。鎮痛剤の使用や生活の質についての評価が客観的なもの(たとえば薬局の記録や法的に有効なアンケートなど)だったか、主観的なもの(患者の自己報告)だったかは明記されていません。

追跡検査では、寛解の兆しがあった6人のうちの1人と新しい患者が、数カ月間、多めのコエンザイムQ10(それぞれ1日390ミリグラムと300ミリグラム)を投与されました。その2人の患者の初期における乳房の腫瘍は、手術で完全に摘出されていませんでした。3-4カ月にわたるコエンザイムQ10の補足投与の後、2人の患者の残留腫瘍は完全に退行したようでした。(臨床検査と乳房造影による評価)追跡検査では、最初の検査に参加した患者には異なった識別名が使われました。したがって、寛解があったと報告された6人の患者のうち、誰が追跡検査に参加したかは不明です。6人が死亡すると予想されていたのにもかかわらず、追跡検査の報告では、最初の検査に参加した32人の患者全員が24カ月後の診察で生存していた、と研究者は述べています。(6で報告)

同じ研究者による別の報告では、通算3-5年間、多めのコエンザイムQ10(一日390ミリグラム)の投与を受けた3人の乳癌の患者が追跡検査されています。この追跡調査では、1人の患者は肝臓への転移が完全に寛解し(臨床検査や超音波診断での判定)、もう一人は胸壁にまで進行した腫瘍が寛解し(臨床検査や胸部のX線で判定)、最後の患者は乳房切除の後に残った腫瘍の跡が発見されませんでした(腫瘍床のバイオプシーによる判定)。

上記で述べた3つのヒトの研究には重大な欠点があり、研究結果に影響を与えた可能性があります。その欠点とは、非実験グループの欠如(すなわち、全ての患者がコエンザイムQ10を投与されました)や追跡調査で患者選択の際に偏見があったかもしれない可能性、混乱を招く恐れのある変数の存在(すなわち、患者はコエンザイムQ10の他にさまざまなサプリメントが与えられたり、コエンザイムQ10の補完の直前やその最中に通常の治療を受けていました)などです。したがって、有益な研究結果が直接コエンザイムQ10による治療に関係しているかどうかを判定することは不可能です。

また、膵臓、肺、直腸、喉頭、結腸、前立腺などの癌患者の生存期間を延ばすコエンザイムQ10の事例報告も、論文調査のある科学文献に掲載されています。(4に報告)こうした報告で述べられている患者も、コエンザイムQ10以外に、化学療法や放射線療法、手術などを受けています。

References(参考)
  1. Iarussi D, Auricchio U, Agretto A, et al.: Protective effect of coenzyme Q10 on anthracyclines cardiotoxicity: control study in children with acute lymphoblastic leukemia and non-Hodgkin lymphoma. Mol Aspects Med 15 (Suppl): s207-12, 1994. [PUBMED Abstract]
  2. Folkers K, Wolaniuk A: Research on coenzyme Q10 in clinical medicine and in immunomodulation. Drugs Exp Clin Res 11 (8): 539-45, 1985. [PUBMED Abstract]
  3. Cortes EP, Gupta M, Chou C, et al.: Adriamycin cardiotoxicity: early detection by systolic time interval and possible prevention by coenzyme Q10. Cancer Treat Rep 62 (6): 887-91, 1978. [PUBMED Abstract]
  4. Folkers K, Brown R, Judy WV, et al.: Survival of cancer patients on therapy with coenzyme Q10. Biochem Biophys Res Commun 192 (1): 241-5, 1993. [PUBMED Abstract]
  5. Lockwood K, Moesgaard S, Hanioka T, et al.: Apparent partial remission of breast cancer in 'high risk' patients supplemented with nutritional antioxidants, essential fatty acids and coenzyme Q10. Mol Aspects Med 15 (Suppl): s231-40, 1994. [PUBMED Abstract]
  6. Lockwood K, Moesgaard S, Folkers K: Partial and complete regression of breast cancer in patients in relation to dosage of coenzyme Q10. Biochem Biophys Res Commun 199 (3): 1504-8, 1994. [PUBMED Abstract]
  7. Lockwood K, Moesgaard S, Yamamoto T, et al.: Progress on therapy of breast cancer with vitamin Q10 and the regression of metastases. Biochem Biophys Res Commun 212 (1): 172-7, 1995. [PUBMED Abstract]
  8. Complementary treatments highlighted at recent meeting. Oncology (Huntingt) 13 (2): 166, 1999. [PUBMED Abstract]
  9. Folkers K: Relevance of the biosynthesis of coenzyme Q10 and of the four bases of DNA as a rationale for the molecular causes of cancer and a therapy. Biochem Biophys Res Commun 224 (2): 358-61, 1996. [PUBMED Abstract]
  10. Ren S, Lien EJ: Natural products and their derivatives as cancer chemopreventive agents. Prog Drug Res 48: 147-71, 1997. [PUBMED Abstract]
  11. Hodges S, Hertz N, Lockwood K, et al.: CoQ10: could it have a role in cancer management? Biofactors 9 (2-4): 365-70, 1999. [PUBMED Abstract]
  12. Usui T, Ishikura H, Izumi Y, et al.: Possible prevention from the progression of cardiotoxicity in adriamycin-treated rabbits by coenzyme Q10. Toxicol Lett 12 (1): 75-82, 1982. [PUBMED Abstract]
  13. Iwamoto Y, Hansen IL, Porter TH, et al.: Inhibition of coenzyme Q10-enzymes, succinoxidase and NADH-oxidase, by adriamycin and other quinones having antitumor activity. Biochem Biophys Res Commun 58 (3): 633-8, 1974. [PUBMED Abstract]
  14. Folkers K: The potential of coenzyme Q 10 (NSC-140865) in cancer treatment. Cancer Chemother Rep 2 4 (4): 19-22, 1974. [PUBMED Abstract]
  15. Folkers K, Osterborg A, Nylander M, et al.: Activities of vitamin Q10 in animal models and a serious deficiency in patients with cancer. Biochem Biophys Res Commun 234 (2): 296-9, 1997. [PUBMED Abstract]

 

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Adverse Effects(副作用)副作用

●Adverse Effects

コエンザイムQ10の使用に関連する深刻な毒性は、これまでのところ報告されていません。(1-4で報告)1日100ミリグラムかそれ以上の投与を受けた患者の中には、軽い不眠症になっている人もいます。(1で報告)長期間にわたって一日300ミリグラムの投与を受けた患者には、肝臓の酵素の増加が認められましたが、肝臓の毒性は報告されていません。(1で報告)ある心臓血管の研究では、研究者は、コエンザイムQ10は発疹や吐き気、上胃部(腹部の上方)の痛みを引き起こし、何人かの患者の参加を中止せざるえなかったと報告しています。報告された他の副作用には、めまい、光恐怖症(光を病的に恐れること)、イライラ(5で報告)、頭痛、胸焼け、疲れ(6で報告)があります。

スタチン(ロバスタチン(抗コレステロール薬)、メバロチン、simvastatin)やgemfibrozil(脂質減少剤)などの特定の脂質を低下させる薬品や、グリブライド(糖尿病治療に用いる経口糖尿病薬)やトラザミドなどの血糖値を低くする経口薬品は、コエンザイムQ10の血清レベルを減少させ、コエンザイムQ10の補完効果を低下させます。(7,8で報告)(1,9で報告)β遮断剤(主に狭心症、高血圧、不整脈の防止に用いる)は、コエンザイムQ10に依存する酵素の反応を抑制します。(1で報告)高血圧の患者の心臓の収縮力は、コエンザイムQ10の投与で増加する可能性があります。(1で報告)コエンザイムQ10は、抗凝血薬(血栓症の治療・予防に用いる)に対する身体の反応を低下させる可能性があります。(9で報告)最後に、コエンザイムQ10は糖尿病患者のインシュリンの必要量を減少させます。(9で報告)

References(参考)

  1. Pepping J: Coenzyme Q10. Am J Health Syst Pharm 56 (6): 519-21, 1999. [PUBMED Abstract]
  2. Overvad K, Diamant B, Holm L, et al.: Coenzyme Q10 in health and disease. Eur J Clin Nutr 53 (10): 764-70, 1999. [PUBMED Abstract]
  3. Hodges S, Hertz N, Lockwood K, et al.: CoQ10: could it have a role in cancer management? Biofactors 9 (2-4): 365-70, 1999. [PUBMED Abstract]
  4. Heller JH: Disease, the host defense, and Q-10. Perspect Biol Med 16 (2): 181-7, 1973 Winter. [PUBMED Abstract]
  5. Baggio E, Gandini R, Plancher AC, et al.: Italian multicenter study on the safety and efficacy of coenzyme Q10 as adjunctive therapy in heart failure. CoQ10 Drug Surveillance Investigators. Mol Aspects Med 15 (Suppl): s287-94, 1994. [PUBMED Abstract]
  6. Feigin A, Kieburtz K, Como P, et al.: Assessment of coenzyme Q10 tolerability in Huntington's disease. Mov Disord 11 (3): 321-3, 1996. [PUBMED Abstract]
  7. Kaikkonen J, Nyyss嗜en K, Tuomainen TP, et al.: Determinants of plasma coenzyme Q10 in humans. FEBS Lett 443 (2): 163-6, 1999. [PUBMED Abstract]
  8. Thibault A, Samid D, Tompkins AC, et al.: Phase I study of lovastatin, an inhibitor of the mevalonate pathway, in patients with cancer. Clin Cancer Res 2 (3): 483-91, 1996. [PUBMED Abstract]
  9. Coenzyme Q10. In: Jellin JM, Hitchens K, eds.: Natural Medicines Comprehensive Database. Stockton, Calif: Therapeutic Research Faculty, 1999, pp 241-42.

 

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Overall Level of Evidence for Coenzyme Q10(コエンザイムQ10の総体的有益性レベル)コエンザイムQ10の総体的有益性レベル

●Overall Level of Evidence for Coenzyme Q10

読者がヒトの癌に対するCAM治療研究の結果を評価する手助けとして、それぞれの治療方法と関連のある有益性レベルは、可能な限り提供しています。研究が有益性レベルの分析を受けるには、1)論文調査のある科学ジャーナルで発表され、2)腫瘍反応や延命の可能性、生活の質の向上などの治療結果を報告し、3)臨床的な発見を詳細に述べている必要があり、意義ある評価につながる研究でなくてはなりません。また、研究意図の統計的な観点や、測定された治療結果(すなわち治療の終点)の科学的な観点から、分析に値するヒト研究に有益性レベルを表す点数がそれぞれつけられます。それら2つの点数は合計されます。この要約で引用した分析に値するヒト研究の有益性レベルの点数は、下記の表に記されています。癌におけるCAM治療の有益性の実証分析レべルに関する点数の説明やさらなる情報は、以下のリンクをクリックしてください。癌CAMのヒト研究の有益性レベル分析

Coenzyme Q10 Summary: Reference Numbers and the Corresponding Levels of Evidence

ReferenceNumber
(参考番号 )
Statistical Strength of StudyDesign
(研究意図の統計的点数)
Strength of Endpoints Measured
(測定された終点の点数)
CombinedScore
(合計点)
[1] 3iii _ Nonconsecutive Case Series
(非連続の事例シリーズ)
Diii _ Indirect Surrogates Tumor Response Rate
(間接的代理腫瘍反応率 )
3iiiDiii

References(参考)

  1. Lockwood K, Moesgaard S, Hanioka T, et al.: Apparent partial remission of breast cancer in 'high risk' patients supplemented with nutritional antioxidants, essential fatty acids and coenzyme Q10. Mol Aspects Med 15 (Suppl): s231-40, 1994. [PUBMED Abstract]

 

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Changes to This Summary (07/09/2003)本要約の更新(2003・7・9)

●Changes to This Summary (07/09/2003)

PDQ癌情報要約は定期的に報告され、新しい情報が入手され次第、更新されます。このセクションは、上記の日付で更新されました。本要約には、編集上の変更がされています。


重要:この情報は、主に医者やその他のヘルスケア専門家によって使用されることを意図しています。この主題に関する質問は、自分の主治医や癌情報サービスにご連絡ください。


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