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■【今日の話】インフルエンザにご用心!
■【更新情報】世界一ホットな健康情報 他
■【編集後記】インフルエンザだったのね・・・
あっという間に11月も終わり。
師走、そしてお正月は目の前ですね。
毎年、この時期から徐々に猛威を振るうインフルエンザ。
国立感染症研究所が発表している「インフルエンザ流行レベルマップ」によると、現在のところ警報も注意報も発令されていないようです。
しかし、あなどるなかれ。
インフルエンザはウイルスによる急性感染症の一種で風邪とはまったく違います。インフルエンザウイルスは思っているより強敵なのです!
今回は知っているようで知られていない「インフルエンザ」のことをお伝えします。
§1:「インフルエンザ」を知ろう!
まずは、インフルエンザにまつわる歴史や雑学からみていきましょう。
■インフルエンザとヒトの関係
インフルエンザとヒトとの関係は古く、古代エジプトにはすでにインフルエンザと見られる病気の記録が残っています。最も有名なのは、1918年から1919年にかけて世界的に大流行したスペインかぜです。スペインかぜの規模は大きく、感染者数6億人、死亡者数 4000万~5000万人にも上り、このかぜが原因で第一次世界大戦が終結したとも言われています。
このスペインかぜ以降、インフルエンザは毎年継続して大流行を繰り返しています。
■語源は「影響」を意味するラテン語
「インフルエンザ」という名前は、16世紀にイタリアで名付けられました。当時、感染症は何らかの理由により汚れた空気が原因となって発生すると考えられていました。冬になると毎年のように流行し、春になると終息することから、当時の占星術師たちは天体の運行や寒気などの影響によって発生する病だと考え、「影響」を意味するラテン語(英語でいうinfluence)にちなんで、この流行性の感冒をインフルエンザと名付けました。この言葉が18世紀に英語圏に持ち込まれ、世界的に使用されるようになったと言われています。
■型によって特徴があるインフルエンザ
インフルエンザには原因となっているウイルスの抗原性の違いからA型B型、C型に大きく分類されます。A型は歴史的に大流行を起していますが、B型もヒトに感染し流行を起こします。C型もヒトに感染しますが、大きな流行は起こさないとされています。いずれの型も症状や治療法、予防法には大きな違いはありません。
B型は遺伝子がかなり安定していて、免疫が長期間続きます。また、C型は遺伝子がほとんど変化しないので免疫が一生続きます。これに対して、A型は時々遺伝子が大きく変わるので、時折パンデミック(爆発感染)を起こします。A型インフルエンザはとりわけ感染力が強く、症状も重篤になる傾向があります。また、まれにA型、B型の両方を併発する事もあります。
インフルエンザウイルスは、それ自体も少しずつ変異していますが、異なる宿主間のインフルエンザウイルスが混ざり、突然変異をする事があります。これが大流行の原因だと言われています。
■インフルエンザは「鳥」から始まった!
トリ(鳥)インフルエンザの原因となるA型ウイルスは人畜共通感染症(zoonosis) で、豚や鳥類などに感染することが知られています。ヒトインフルエンザは、元はトリインフルエンザウイルスが遺伝子変異して人間に感染するようになったと考えられています。
トリインフルエンザウイルスには20種ほどのタイプがあり、うち2種類(H1/H3型)は人間に感染し、Aソ連型/A香港型として知られています。
また、H5/H7/H9型は毒性が強いことで知られています。鳥から人への感染例は少なく感染力は弱いと見られていますが、感染者の死亡率は30%と、SARSの10%を上回っています。
トリインフルエンザウイルスは、もともと野生の水鳥(アヒルなどのカモ類)を宿主としていて、水鳥の腸管で増殖します。また、鳥間では糞を媒介に感染すると言われています。水鳥からは沢山あるウイルスの組み合わせがすべて見つかっており、自然宿主として重要な地位を占めています。
■インフルエンザワクチンには卵が使われている!
鳥類由来のインフルエンザウイルスの突然変異によって蔓延してしまったインフルエンザ。ですから、インフルエンザワクチンの製造過程で発育鶏卵が使われています。そのため、ごくわずかですが鶏卵由来の成分がワクチンに残っていることがあります。しかし近年は高度に精製されているので、卵アレルギーの程度にもよりますが、問題なく接種できると言われています。
§2:インフルエンザを予防しよう!
さてさて、インフルエンザの予備知識はつきましたか?
それでは、どうすればインフルエンザを効果的に予防できるのかをみていきましょう。
■あなどってはいけません!・・・風邪とは全然違います
普通のかぜとインフルエンザを混同してはいませんか?「インフルエンザは風邪の一種、恐れる病気にあらず」なんて思っている人も少なくありませんが、それは大間違いです。
普通のかぜの症状は、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳(せき)などが中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはほとんどありません。
一方、インフルエンザの場合は38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のかぜと同様にのどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、などを併発し、重症化することがあるのもインフルエンザの特徴です。
インフルエンザは基本的に流行性疾患。一旦流行が始まると、短期間に乳幼児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点や、インフルエンザが流行した年には、高齢者の冬季の死亡率が普段の年より高くなるという点からも、普通のかぜとは異なります。
■これからの季節が一番危険!・・・インフルエンザの流行る時期
日本などの温帯の場合、冬になると毎年のように流行します。これには空気の乾燥も関係しています。空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下するためです。通常、11月下旬~12月上旬頃に最初の発生が、12月下旬に小ピークが訪れます。そして、学校などが冬休みの間は小康状態になり、翌年の1~3月頃にその数が増加しピークを迎え4~5月には流行は収まるというパターンを繰り返しています。
■インフルエンザの最新情報をチェックしよう!
インフルエンザは、ヒトの免疫のシステムを逃れて生きのびるために抗原性の変異を繰り返すので、正確にどの株が流行するかを予測することはとても難しいとされています。また、全国的なインフルエンザの流行が始まっていても、地域によってはまだ流行していない場合もありますし、その逆に、全国に先駆けて流行することもあります。
全国の流行や検出の現状は、国立感染症研究所のホームページの「インフルエンザレベルマップ」で知ることができますので、こまめにチェックしておくのもいいでしょう。
【国立感染症研究所感染症情報センターホームページ】
http://idsc.nih.go.jp/index-j.html
■How to インフルエンザ予防!
予防の基本は、「うがい・手洗い・加湿・ワクチン」です。インフルエンザはインフルエンザにかかった人のせきやくしゃみなどの飛沫と共に放出されたウイルスを、鼻腔や気管など気道に吸入することによって感染します。これを飛沫感染と呼びます。
インフルエンザウイルスは気道粘膜にくっついて増殖しますので、殺菌力のあるうがい薬や緑茶でしっかりうがいを行うことが最も効果的な予防法と言えます。しかし、感染は20分程度で成立してしまうので、感染の可能性が考えられる場所に長時間いたのでは手遅れになってしまいます。狭くて換気の悪い部屋などでは、比較的長くウイルスが浮遊することもありますので、時々空気の入れ換えをしたり、その場から離れたら出来るだけ早くうがいをしたりするなどのひと工夫も必要です。
また、加湿も効果的です。マスクや加湿器などで適度な湿度(50~60%)を保つのも有効です。もちろん、手洗いも忘れずに。手や指先を介した感染もありますので、手洗いは重要ですよ。
医療的な予防法としてはワクチンの接種があります。現行の皮下接種ワクチンは、感染予防というよりも重症にならないことに重点が置かれたもので、カラダの免疫機構を利用し、本物のウイルスが入ってきても感染させないようにする働きをもっています。しかし、ワクチンを接種したから大丈夫だと過信してはいけません。健康な成人でも感染防御レベルの免疫を獲得できる割合は70~80%程度だといわれています。また、予測と違う株のウイルスが流行った場合は、残念ながら効きません。ですから、これも完全な予防策とはいえません。
一番大切なのは、規則正しく健康的な生活を送ること。過労やストレス、睡眠不足や不摂生な生活によって身体の免疫力そのものが低下してしまうと感染率は当然高くなります。十分に栄養と休養をとり、体力や免疫力を高め、外から来る菌に対して抵抗力をつけましょう。
■インフルエンザワクチンの接種は12月上旬がベスト!
インフルエンザワクチンの接種を行うと、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限にとどめることが期待できます。現在のインフルエンザワクチンには、A型2種類およびB型1種類が含まれており、 A/ソ連(H1N1)、A/香港(H3N2)、B型のいずれの型にも効果があります。
インフルエンザに対するワクチンは、個人差はありますが、その効果が現れるまでに通常約2週間程度かかり、約5ヶ月間その効果が持続するとされています。多少の地域差はありますが、日本でのインフルエンザの流行は12月下旬から3月上旬が中心になるので、シーズン前の12月上旬までに接種することをお勧めします。
■インフルエンザワクチンの接種方法と金額
ワクチン接種回数は1回または2回で、年齢やインフルエンザウイルスへの耐性があるかないかによって回数がかわります。例えば前年にインフルエンザにかかった人やワクチン接種を行った人の場合は1回で済むこともあります。
インフルエンザワクチンは、定期予防接種の対象者(65歳以上の方及び60歳以上64歳以下の方で心臓やじん臓、呼吸器等に重い病気のある方)以外の方は任意接種です。接種期間に制限はなく、地域の医療機関やかかりつけの病院などでインフルエンザワクチンを受けられます。ただしワクチンには健康保険が適用されないので、原則的として全額自己負担となります。
任意接種の費用は、法律により一定価格の設定が禁じられているため医療機関により異なります。しかし、接種する国内生産のワクチンの効果および安全性には大きな違いはありません。
ワクチンの接種料金は3~6千円程度。65歳以上の高齢者に対しては接種の経費が助成されていますが、その金額は市町村によって異なります。
この場合の自己負担額は概ねは1000円程度のようです。
医療機関によっては、ワクチンの準備などのために予約を必要とする場合もありますので、前もって接種を受ける医療機関に直接問い合わせて確認しておくようにしましょう。
§3:インフルエンザになっちゃったら・・・
どれだけ気をつけていても、インフルエンザウイルスに感染してしまうこともあります。恐ろしいインフルエンザウイルスと上手に闘うコツをちょこっとだけご紹介しましょう。
■勝負は2日間!
インフルエンザの治療には菌の増殖を抑える薬が使われますが、菌増殖がピークに達してしまったら効きません。ましてや重症化してしまったあとでは効果はまったくありません。当然ですが、放っておいても決して治りません。
インフルエンザウイルスは、感染初期の2~3日の間に上気道で急激な増殖をします。このあいだに処置をしなければ、後は対処療法(症状を抑えるだけで原因を除くことは出来ない)しかありません。極端な言い方をすれば、感染から2~3日の間にウイルスをやっつけてしまう以外に、重症になるのを防ぐ手段がないのです。
■抗生物質は意味がない!総合感冒薬も効果ナシ!
インフルエンザは風邪ではありません。ですから、市販の総合感冒薬では効果がありません。また、抗生物質もまったく意味がありません。細菌の二次感染を起こしたときに有効な抗生物質や抗菌薬などは数多くありますが、インフルエンザウイルスそのものには効きません。「ひどい風邪のようなもの」なんてタカをくくらないで、すぐに医療機関を受診しましょう。
さてさて、いかがでしたか?
「そんなの初耳!」なんて情報はありましたか?
年末年始にかけて、これから慌しく時間が過ぎて行きます。
そんなときにインフルエンザにならないで済むように、日頃から体調管理には十分気をつけたいものです。
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今から5年ほど前の冬の出来事です。
いつもよりも体調が悪いなぁと頭を触ると、どうも熱がある様子。
仕事に出たくても、体が言うことをきいてくれない。
「まぁ、風邪でも引いたんだろう」とさほど気にするでもなく、その日は寝て過ごしました。
翌朝、目覚めてビックリ。
目がぼやぁ~っとして、視点が合わないんです。
おまけに、カラダが重くてしかたがない。
携帯電話を持っただけなのに、鉛を持っているように感じる始末。
これじゃ仕事なんて出来ないなと、その日も会社にお休みの連絡を入れました。
「今回の風邪はひどいみたいだなぁ・・・」
のんきな私はそう思いながら重い体を引きずって寝室に戻り、再びお布団にもぐりこみました。
その翌日も熱は下がらず、呼吸も苦しくなってしまいました。
しかし、いつもと違う体の状態にだいぶ慣れてしまったのか、それとも熱のせいでおかしくなってしまったのか、私はちょっぴりその状況を楽しんでおりました。
その日の夕方、朝の電話の私の声がよほどひどかったのか、会社の仲間や上司がお見舞いにやってきました。
上司:「熱は何度ある?」
私:「・・・(だいぶ間があって)あ、熱測るの忘れてました」
同僚:「体温計は?」
私:「・・・(かなり間をおいて)ない、かも」
呆れた上司と同僚が近くのコンビニで体温計を買ってきて、熱を測ってくれました。
測定完了の電子音が鳴り、脇から取り出した体温計の液晶部分には、これまで見たこともないような数字がありました。
上司と同僚はあわてて病院の手配をし、私を連れて行ってくれました。
一方の私は、あわてることなどできるわけもなく、ただぼーっと、どちらかというと熱に侵され夢の世界を漂うかのように気持ちよく、上司と同僚に担がれているだけでした。そして病院に到着するや否や、のどに綿棒のようなものをつっこまれ、粘膜を採取されました。
医師:「熱はいつからあるの?」
私:「・・・(視点が定まらないまま)えー、おとといですかねぇ」
医師:「インフルエンザだねぇ」
私:「・・・(心ここにあらずで)そう、ですかぁ」
医師:「でもねぇ、もうピークは超えちゃってるんだよねぇ・・・」
私:「・・・(早く寝かせろと言いたい気持ちを抑えて)はぁ・・・」
医師:「あとは自然に治るのを待つしかないねぇ」
その後、高熱になると関節の痛みすらも気持ちよく思えるものなんだなぁと、バカなことを考えながら病院のベッドで点滴を打ち、上司に叱られながら自宅に戻り、同僚の作ってくれたお粥を無理やり食べさせられました。
ただの風邪だろうと我慢したのが裏目に出てしまい、結果的に完治までに1週間以上もの時間がかかりました。
くれぐれも、私のようなバカっぷりを発揮しませんよう、どうか皆様、お体をご自愛くださいね。
(「手遅れ」と医者に言われた女@唐鎌)
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2006/11/28 121号
■発行元:株式会社平成健康物語
■運営:サプリメント・クチコミ・ランキング運営委員会
※掲載内容は配信済みメールマガジンからの抜粋になります。
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