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■【今日の話】ジュースの恐怖「ペットボトル症候群」
■【更新情報】世界一ホットな健康情報
■【編集後記】大切なこと・・・
コンビニエンスストアで人気が高いペットボトル入り飲料。
野菜ジュース、スポーツドリンクなどなど、その種類も豊富ですよね。
最近は冷たいものだけでなく、暖かい飲料もペットボトルで販売され
ていますし、何より飲みやすくて持ち運びも便利。
いいこと尽くめ・・・と言いたいところですが。
実は、無頓着に飲んでいると
「ペットボトル症候群」になってしまうかもしれないのです!
■ペットボトル症候群ってなに?
喉が渇いた時に口あたりのよいジュース、サイダー、スポーツドリンク
などの清涼飲料をたくさん飲むと、飲んだ直後は口の渇きもなくなり、
スッキリします。その頃、体内では血糖値が急激に上昇します。血糖が
上昇すると口が渇くため、さらに清涼飲料水をついがぶ飲みするという
悪循環になります。このように悪循環になると、本来は血糖値があまり
高くない「境界型」の人でも、血糖値はぐんぐんと上がってしまいます。
その結果、すい臓のインスリン分泌のコントロールが乱れ、低血糖状態
や高血糖状態がおき、様々な弊害が出てきます。それを総称して「ペッ
トボトル症候群」と呼びます。
ペットボトル症候群というのは俗称で、スポーツドリンク、清涼飲料水
などを大量に飲み続けることによって起こる急性症状のことを指します。
医学的には「清涼飲料水ケトーシス」又は「ソフトドリンクケトーシス」
というのが正しい名称です。これは、ペットボトルと自動販売機が普及し
清涼飲料水を手に入れやすくなった1980年代半ばから報告され始め
ました。
ジュース類やお菓子の糖分は、他の糖分に比べて分解・吸収されるのが
非常に早いもの。それを大量にとってしまうと血液中のブドウ糖(血糖
値)が急上昇。すると、高すぎる血糖値を急いで下げようと、すい臓か
らインスリンが過剰に分泌されます。その結果、血液中の血糖値が正常
の範囲を超えて下がるため、カラダは常にエネルギー不足の状態に陥っ
てしまいます。そんな生活が長く続くと、すい臓が疲れてうまく機能し
なくなり、血糖が低下したまま上がらない状態になってしまいます。こ
の状態を低血糖症と言います。これは糖尿病の有無に関係なく症状が起
こりますが、インスリン分泌のコントロールが乱れるという点では、糖
尿病と同じ種類の病気とも言えます。
■空腹時にイライラするのは低血糖状態だから!
低血糖症になると、ブドウ糖をエネルギーをとして使う脳が機能低下を
起こします。そして、血糖を上げようとするアドレナリン(攻撃ホルモ
ン)の分泌が促進されます。その結果、人は攻撃的になります。
お腹が空いたときにイライラしたり、怒りっぽくなったりするのはこの
ためです。最近の子どもがキレやすい原因として、ペットボトル飲料の
過剰摂取からくる低血糖症をあげる学者もいます。
■カルシウムも関係する?!
糖分を摂取すると、その消化吸収の過程でカルシウムが大量に消費され
ます。カルシウムは精神安定剤の役割を果たす大切なものですが、それ
がどんどん減っていくのです。その結果、慢性のカルシウム不足になり
感情の制御ができず、いらだったり暴力的になったりします。
これも、ペットボトル症候群の症状のひとつだと言われています。
■スポーツドリンクの甘い罠にはご用心!
スポーツドリンクを、お茶よりも健康に良いと考えて飲んでいる方が時
々います。しかし、スポーツドリンクも10%近くの糖分を含んでいるこ
とが多く、炭酸飲料やジュースと同じです。
一般成人が1日に摂取する糖分量の目安は20~40g、子どもの場合は20g
といわれています。ところが、スポーツドリンクには100mlに6g程度の糖
分が含まれています。
これを普段水代わりとして飲んでいるとして、1日に2L程度飲むと仮定す
れば、120gもの糖分をとることになります。
大人の場合約3日分、子どもの場合はなんと6日分にも相当する糖分です。
分かりやすく4g程度の角砂糖で換算すると約30個分になります。
また、ハンバーガーショップ等で多く使われている2gのスティックシュ
ガーだと60本分。これって、スティックシュガーの袋詰め商品一つ分を
まるまる摂取しているのと同じなのです。
これを1日2~3本、毎日飲み続ける人も少なくありません。
■野菜ジュースも中身を確かめて!
「野菜不足のカラダのために」と野菜ジュースを毎日1本。
こんな方も注意が必要です。野菜ジュースにも糖分を含んでいるものが
ありますから、調子に乗って飲みすぎるとペットボトル症候群の仲間入
りです。「食物繊維を摂取する」「満腹感を得る」という点からも、野
菜はジュースとしてとるよりもそのままの状態でとるほうが良いのです。
■コップ2杯でご飯1杯分のカロリーに相当
飲み物は冷たくすると甘さが感じにくくなります。そのため、一般に温
かい飲み物よりも冷たい飲み物の方が糖分は高くなっています。
ジュース類のような清涼飲料水は、ほとんどが約10%の糖分を含んでい
て、コップ1杯(200ml)飲むと20gの糖質をとったことになります。これ
は 約80kcalにあたり、ご飯をお茶碗に軽く半杯食べたのと同じカロリー
になります。
またペットボトルの場合は、1 本(500ml)を飲み干した段階で1日の糖
分摂取の目安である40gを軽くオーバー。ちょっとのどが渇いたな、と2
本飲んだ段階で2日分以上の糖分を摂取したことになります。
もちろん、この他に食事からの糖分も加算されるわけですから、糖分の
過剰摂取は明らかです。清涼飲料水の糖質はお米などの糖質と異なります。
単純糖質であるため血糖値が上がりやすいうえに、満腹感がでにくいの
です。そういったことからも肥満、糖尿病など万病の元ともいえます。
■ニアウォーターも危険!
最近流行のニアウォーター系飲料。これに騙されてしまっている方も少
なくありません。二アウォーター系飲料というのは、ほのかな甘みやフ
レーバーを加えた水に近い感覚の飲料のこと。無色透明で「カロリーオ
フ」「カロリーゼロ」なんて書いてある商品もあります。そのためか、
それほど多くの糖分が含まれているようには見えません。
しかし、ソコが落とし穴。
水に近い飲み物のような印象を与える清涼飲料水でも、量を飲めばそれ
だけ多くの糖分を摂取したことになります。水に溶けている糖分は吸収
されやすく、血糖値を急激に上げます。ニアウォーター飲料はお水では
ありません。ちゃんとカロリーが含まれています。
■「カロリーゼロ」はウソ?!
ニアウォーター系飲料にもカロリーが含まれているのに、何故カロリー
表示がされていないのでしょうか?
これにはちょっとしたカラクリがあります。
「カロリーオフ」、「カロリーゼロ」という表示。これはエネルギーが
少ないことを強調する表示であってカロリーが無いという事ではありま
せん。日本のメーカー団体が勝手にルールを決めているだけ。清涼飲料
水を売りたいメーカー団体の作戦です。
言葉のイメージだけで、安易に信じて騙されないようにしましょう。
【メーカー団体の表示規定=清涼飲料水の場合】
「カロリーオフ」=飲用に供する食品100ml当りのエネルギーが
20kcal以下の場合に表示できる。
「カロリーゼロ」=飲用に供する食品100ml当りのエネルギーが
5kcal未満の場合に表示できる。
ペプチド部門
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前回はお水、今回は清涼飲料水。
2週連続で「飲み物」にまつわるお話をお伝えしました。
どちらもそうですが、私たちの命を維持するために重要な「水分」に絡ん
だ内容だったもので、少々ボリュームが多くなってしまいました。
長文に最後までお付き合いくださってありがとうございました。
でもでも。
それだけ大切なんですよ、水分って。
いつまでも健康でいたいなら、外から塗るものだけでなく、口から体内に
入れるものにも気を付けなきゃいけないなと痛感しています。
サプリメントも食べ物も、そして飲み物も。
すべて消費者である私たちが選んで口に運ぶのです。
2週にわたるメルマガを通じ、良いものをしっかり選べる消費者になるこ
とが大事だなと、改めて感じました。
(ダメな消費者を卒業予定@唐鎌)
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2006/11/07 118号
■発行元:株式会社平成健康物語
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