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レッスン4:食育で健やか子育て(2) ~子どもにとって特に欠かせない栄養素とは?

レッスン4:コンテンツ一覧

  1. どんな栄養素に注目すればいいのか教えます!
  2. ビタミンDとは?!
  3. 成長期には特に欠かせないミネラル「鉄」

どんな栄養素に注目すればいいのか教えます!

今までのレッスンから、私たちは食育の重要性、食の安全性について学んできました。今回からは、具体的にどんな栄養が子どもに必要なのか、何が不足しやすいのかなど、子どもにとって特に重要度の高い栄養素をクローズアップしていきます!

日光のビタミン「ビタミンD」

ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムやリンといったミネラルの吸収を助けるので、ビタミンというよりホルモンのような働きをします。主に骨の形成に関わりがあるので、乳幼児にとって特に大切な栄養素です。

成人が一日に必要とされる摂取量の約4倍もの量を、赤ちゃんから小学校低学年までの子どもたちは摂取しなければならないといわれています。子どもの食育情報魚類(カジキ・イワシ・サンマなど)やキクラゲに豊富に含まれています。ただ、ビタミンDは長期にわたって過剰に摂取しすぎると、過剰症になる危険があります。あまり摂りすぎると、のどの渇き・吐き気・皮膚や目の痒みなどが起こります。心配な場合は専門家に相談しましょう。

また、ビタミンDの面白いところは、日光に当たることによって体内で合成されるという特徴を持つことです。

こんな赤ちゃんはビタミンD不足にご注意!

  • 日当たりの悪い場所に住んでいて、外にでる機会もめったにない
    日光に対する科学的な反応によって合成されるので、ほとんど日光に当たらない赤ちゃんはビタミンDが不足していると考えられます。
  • ほとんど母乳中心で育てている
    母乳にはビタミンDがほんのわずかしか含まれていません。また、意外なことに牛乳にもほとんど含まれていません。

ビタミンD不足解消法

  • 赤ちゃんに日光浴をさせよう! ただし、紫外線の有害性も見逃せませんので、直射日光は避けましょう。
  • ビタミンDが含まれる乳児用ミルクやサプリメントを活用しよう! 母乳中心のお母さんは、たまにビタミンDが補強された乳児用のミルクを赤ちゃんに与えてみましょう。ただ、ビタミンDを摂取しすぎるのもよくありませんので、もし、ビタミンD不足が心配な場合は、小児科医にビタミンDの栄養補助剤のことをたずねてみてください。

※訳注)母乳にビタミンDが不足気味でも、通常の日光浴(両手と顔だけ1日10-15分)、もしくは外気浴(外遊びや散歩)だけでも、ビタミンDの合成には十分と考えております。

(参考)
「増えるビタミンD欠乏症」http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/0803vitamin.html
「メルクマニュアル家庭」http://mnh.banyu.co.jp/mnhe2j/sec12/ch154/ch154c.html

成長期には特に欠かせないミネラル「鉄」

鉄は成人でも不足しがちな栄養素の一つです。主に血液中のヘモグロビン中に存在しています。残りは筋肉、あるいは肝臓や骨髄などに貯蔵されていて、酸素を運搬する役割・免疫機能の正常維持などの効能があります。

特に成長期の子どもにとって必要不可欠なミネラルです。それはなぜかというと、身体が急速に大きくなる一歳前後や思春期には、血液もより多く作らなくてはならないからです。
よって、成長期の子どもが鉄分不足にさらされると貧血を起こしやすく、身体面・知的面の発達両方に悪影響を及ぼしかねません。

だからといって、過剰に摂取するのも危険です。出血性の下痢や胃腸障害の原因となる可能性があるからです。もし子どもの貧血が心配でサプリメントで鉄分を補おうとするならば、まずは専門医に相談し、その指示に従いましょう。

~こんな子どもは鉄不足にご注意~
  • 疲れやすい
  • 顔色が悪い
~鉄分不足の予防・解消法~
  • いつもの食事にコンスタントにプラスできる鉄分豊富な食材を見つけましょう
    鉄分を多く含む食品で、子どもに毎日与えやすいのはどんな食品でしょう?例えば、以下に挙げるものは鉄分が多い食品・食材で、比較的毎日の料理でも活用しやすいものだと思います。上手に取り入れてみましょう。
    シリアル類・赤身の牛肉・大豆・小松菜
  • 鉄分の吸収を助けるビタミンCを活用しましょう
    鉄は不足しやすい上に吸収率が悪いという厄介な栄養素です。ですから摂取の仕方を工夫しなければなりません。例えば、ビタミンCは鉄分の吸収を助けてくれます。貧血気味の時は、鉄分が豊富な食品に加えて、ビタミンCを多く含む食品も積極的に摂取するよう意識しましょう。
  • 乳製品と鉄分の食べ合わせを控えましょう
    鉄分の吸収率は牛乳や乳製品と一緒に摂取した場合、30%から50%も抑制されると言われています。もしあなたが子どもの鉄分補給を目的として鉄分を多く含む料理を作った場合は、意識的に牛乳以外の飲み物を選んで食卓にならべてみましょう。

本日のおさらい

  • その1:骨の形成にかかわる「ビタミンD」を作るためには日光浴が大切!
  • その2:「鉄」は成長期の子どもの心身発達に特に欠かせないミネラル!
  • その3:どちらの栄養素も過剰に摂取しないよう注意する必要がある!

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