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レッスン30:小学生に必要な食育とは?(1)~現代の小学生の食生活~

レッスン30:コンテンツ一覧

  1. 食に対する姿勢から見える子供の自立度
  2. 子どもたちの食事の実態
  3. できるだけ一課団欒の食事を

食に対する姿勢から見える子供の自立度

子ども達が学校へ通い始めると、影響を受ける世界は格段に広がっていきます。
子どもたちにとっては同じクラスのお友達の誰々君が何と言った、何をしていた、お弁当に何を持ってきていた、そんな事が重大事件です。
それはクラスメイトのみの話ではありません。
上級生、下級生、担任、専門科目の先生、保護者、スクールバスの運転手、さらには給食室で働く人々もいます。
あなたの子どもは、自宅の外で大いなる影響力に接し、たくさんの選択に迫られるのです。

この時期、子どもは独り立ちの心を体得し、自分の行動に責任を持つようになり始めます。
小学生の頃は、学校における沢山の新しい概念と社交性を身につけていきます。
お友達との比較の中で、自分自身の認識も形成されていきます。
少しずつですが、親の保護の下、自分のアイデンティティを必死で探し始めます。
時に反抗的な態度を見せることもありますが、この時期の子どもにとっては、自立に向けた意味のある反抗でしょう。

子供の自立は食事においてもいえることです。
自分の朝食を用意したり、おやつを選んだりします。
場合によってはあなたの調理方法について口を挟むこともあるでしょう。
あなたが作ったお弁当が食べ残されて持ち帰られることもあるかもしれません。
いったい何があったのでしょう?
お友達のお弁当を食べさせてもらったのか?
それともどこかで買い食いをしたのか?
はたまた、一口二口食べて運動場へ飛び出してしまったのか?
そのような事態に対して親はどうしようもなく、受け入れるほかありません。
イライラする必要はありません。
ただ寛容になりましょう。


子どもたちの食事の実態

現代の子どもたちは、食生活に様々な問題を抱えているといわれています。

「朝食抜き」

最近では朝食の大切さを訴える様々なキャンペーンによって多少改善が見られたとの報告も一部ありますが、それでもまだ多くの子どもたちが朝食抜きで登校している状態です。
朝食抜きの状態ではエネルギーが不足し、午前中を無気力に過ごしてしまいます。

「肥満問題」

6歳から17歳の間で、肥満の子供の割合は過去30年間で倍増したといいます。
小学生の頃から肥満の子供は、大人になってから心臓病を患う危険性が高まります。
生活習慣病のリスクも数倍です。

「個食・孤食」

これは近年日本において注目を浴びつつある言葉です。
本人の塾通いや両親の共働きなどで、子どもが一人で食事を食べる状況が増えています。
一人でもくもくと食べ物を口に運ぶ食事では味気なく、一課団欒の暖かい雰囲気は体験できません。

「ダイエット問題」

この時期、子どもたちはぐんぐん成長しますが、徐々に自分の体重というものを意識するようになります。
多少ふっくらしているだけで、自分のスタイルを気にする子どもがいます。
そのような子どもには、心配しなくてもいいと声をかけましょう。
たとえ多少太っていても、です。
家族から「太りすぎ」などと責められたら、自尊心が傷つくだけです。
本当に子どもの肥満が心配な時は、医師による検診を受けて判断してもらえばよいでしょう。
逆に、ダイエットで極端な食事制限をしているようであれば、それには待ったをかけた方がよいでしょう。
この時期の子どもたちにとって栄養不足はその後の成長において大きな問題です。
誤った食事・栄養の知識を正し、バランスのとれた食事をしっかり食べることが一番のダイエットだということを教えていきましょう。


できるだけ一課団欒の食事を

子どもが学校へ行くようになったといっても、自宅に居る間はまだ親の目が届きます。
学童期の子どもたちは、食べ物に対する好みがまだ急速に発達しつつあり、固定化していません。
その為、親が買ってきて家で食べるものに十分影響を受けます。
健康的な食べ物環境を創り出せば、子どもは自ずとその通りにするでしょう。
親として、子どもの成長段階にあった料理方法に必要であれば軌道修正してください。
もちろん子どものみならず、家族を構成する全員が健康的な料理の恩恵を受けることができます。

あと、できるだけ家族全員で食事をすることを心がけて欲しいと思います。
和気あいあいとした雰囲気を楽しみましょう。
親と子の間で、小言とストレスが溜まるような食事では、子どもも気持ちよく食べられません。
子どもたちは、親の緊張や人間関係上の問題を感じ取る能力を身につけています。
夫婦間、あるいは親子間の不愉快な問題は、せめて食事場面では遠ざけておいて下さい。

状況によっては、家族以外の親族が食事に加わることもあります。
あなたの食事の与え方について、助言もすれば批判もするかもしれません。
もしおばあちゃんやおじいちゃんと子どもの関係が濃密で、食事内容の面であなたと対立するようなことがあれば、誰か第三者のアドバイスをもらうのがいいかもしれません。
子育ての専門誌に載っている健康的な食事の大切さに関する記事をさりげなく見せたり、お医者さんからのアドバイスを伝えてもいいです。
批判的にならず、子どもの食育のための協力者としてお願いをすれば、きっと耳をかしてくれると思います。


本日のおさらい

  • その1:自立した食生活を始める子どもたちに対しては寛大な気持ちも必要!
  • その2:現代の子どもたちを取り巻く食生活の問題を把握しておこう!
  • その3:和気あいあい、一家団欒で食事する機会を多くつくろう!

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