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レッスン16:離乳食で食育実践!(3)~離乳中期~

レッスン16:コンテンツ一覧

  1. 豊かな味覚を開花させていく時期
  2. 離乳中期に使う食材は?
  3. 離乳食を作るときのアドバイス
  4. 避けたほうが良い食品は?
  5. 離乳中期の離乳食レシピ
  6. 授乳は継続しましょう

豊かな味覚を開花させていく時期

子どもの食育情報

生後8ヶ月を過ぎると、赤ちゃんは自分の身の回りの物事を認識し、ありとあらゆる物に反応します。そして笑顔も増えますが、「人見知り」別名「8ヶ月不安」が始まるのもこの時期です。しかし、心配する必要はありません。人見知りをするのは自分の身近な人とそうでない見知らぬ人の判別ができている証拠。お母さんと赤ちゃんの間に愛着が生まれているからこそ起こる反応です。

当然食事の面でも急成長します。離乳食の摂取量が増え、その分だけミルクの摂取量が減ります。この時期には積極的に食品の種類を増やしていきます。何度も同じ食事ばかり与えてマンネリになるのはよくありません。食べ物の匂いを色々と変えることで、赤ちゃんの冒険心を刺激し、新しい味に反応する味覚の芽を開いてあげましょう。

ただ、この時期の赤ちゃんにも食べ物の好き嫌いはあります。赤ちゃんによっては非常に特殊な味覚を生まれながらに身につけている子もいますから、驚く必要はありません。

離乳中期に使う食材は?

【野菜】~体の調子を整える~

子どもの食育情報栄養が豊富な緑黄色野菜は最適です。赤ちゃんによっては特定の種類の野菜を拒否するかもしれません。でもあきらめずに期間をかけて何度かトライしてみましょう。赤ちゃんが好みを変えてくれる場合もあります。

まれですが、ニンジン・カボチャなど橙色・黄色の野菜によって「カロチン血症」と呼ばれる症状が出る赤ちゃんがいます。これは赤ちゃんの肌が黄色や橙色になってしまうものです。カロチン血症は体質であり、危険な症状ではありません。反応が出る野菜を少なめにすることで解消します。

【果物】~体の調子を整える~

どんな果物を与えるか決めるとき、赤ちゃんが下痢気味か便秘気味かを考慮してみてください。果物によって、便を硬くする傾向がある果物と逆にお腹をゆるくしやすい果物があります。

  • 便を硬くする傾向がある果物:バナナ・アップルソース
  • お腹をゆるくする傾向がある果物:すもも・プラム・梨・桃

【肉・魚】~血や骨や肉のもとになる~

お肉はまず脂肪分の少ないものから始めます。ミンチで売られている肉は脂肪分が多いため、脂肪分が少ない部位を店で挽いてもらうといいでしょう。この時期には添加物が多く含まれた加工肉の使用を控えましょう。魚は脂肪分の少ない白身魚を選びましょう。

離乳食を作るときのアドバイス

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離乳食を自分で作ると市販の離乳食を買うより経済的です。やってみると思ったほど時間も手間もかからないでしょう。実際に自宅で離乳食を作る際のアドバイスと以下に示しました。

【調理・保存方法に関するアドバイス】

  • 小型のフードプロセッサーかミキサーがあれば十分材料をすりつぶすことができます。のどに詰まらせる危険を避けるため、筋っぽかったり塊になりやすかったりする食品はさけましょう。
  • 電子レンジを使用した時は食品の熱さに注意です。特別に熱い部分が一箇所だけできたりするので、丹念にかき混ぜ、大人の舌や手の甲に乗せて温度を確かめてください。
  • 食材を混ぜる時に豆腐を使ってみるのはいい方法です。豆腐は偉大なたんぱく源です。
  • 作り置きして冷蔵庫にしまっておいた離乳食は数日以内に使ってしまいましょう。冷凍する場合は、少しの分量ごとに分けて凍らせフリーザーバッグに入れます。製造日をラベルにして張っておくと便利です。2ヶ月はもちます。解凍するときはレンジで温めたり、必要な分量を冷蔵庫に移して一晩置いておく方法を使います。

【野菜・果物を使うときのアドバイス】

  • 旬の新鮮な野菜・果物を使って素材自体の風味を生かし、塩・砂糖・バターの使用は極力避けます。薄味をこころがけましょう。
  • 果物・野菜を買ったらできるだけ早く使います。ビタミンCやBは食材を保存している間に失われてしまいます。
  • 林檎や梨のような固めの果物は少量の水と一緒に煮てからすりつぶします。メロン・桃・マンゴー・パパイヤ・キウイなどは直接すりつぶした後に水と混ぜて更に柔らかめにします。
  • ピューレ状にした果物をすぐに使わずに保存する場合には、変色を予防するため少量のレモン果汁を加えておくと良いでしょう。
  • 野菜の硝酸塩含有量に注意しましょう。比較的含有量が少ないと言われている野菜はブロッコリ・豆・山芋・馬鈴薯などです。
  • 数種類の異なる果物・野菜を食べられるようになったら、それらを組み合わせた離乳食を考えてみましょう。

避けたほうが良い食品は?

この時期の赤ちゃんにとっては不必要な食品、あるいは健康上避けるべき食品にはどんなものがあるのか、以下に例を挙げましたので参考にしてみてください。

  • ● 卵・木の実など
  • →アレルギーを起こしやすい食材
  • ● 生の蜂蜜
  • →ごくまれにボツリヌス菌が存在する場合があり、乳児ボツリヌス症となる危険があるので一歳になるまで控える
  • ● トランス型脂肪酸を含む食品
  • →これらは「悪玉」脂肪の典型で、乳児の体に入ると脳の発達に必要な「善玉」脂肪の使用を制御する可能性がある
  • ● 多くの添加物や砂糖を含んだ即席離乳食
  • ● のどに詰まる危険性のある堅くて小さな食材

離乳中期の離乳食レシピ

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参考:食育指導士養成講座テキスト
その他のレシピ:離乳初期の離乳食レシピ

授乳は継続しましょう

この時期には母乳、調製粉乳いずれであっても授乳を継続します。離乳食が増えていくにつれて徐々に授乳量を減らしていきます。茶碗に入れた水とミルクを交互に切り替えて与えてみてください。この方法は、ミルクが乳首や哺乳瓶からばかりでなく茶碗でも与えられることを赤ちゃんに認識させるため行います。いきなり離乳してしまうと、ミルクと哺乳瓶に固執して関係が切り離せなくなる赤ちゃんもいます。焦らず、一歩一歩離乳を進めていけばいいという気持ちを大切に。

本日のおさらい

  • その1:離乳食はマンネリ化させず豊富な食材に日々チャレンジ!
  • その2:発達に合わせて積極的に使う食材と避けたほうがよい食材がある!
  • その3:離乳食の手作りはコツをおさえればお手軽かつ経済的!
  • その4:離乳中期は授乳を継続!

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