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中国製ダイエット健康食品で死者!?
怪しい健康情報の見抜き方
中国製ダイエット用健康食品(1)

12日の昼休みに突然あるテレビ局から電話があった。「中国製のダイエット用健康食品で死者が出たが、どう思うか?」と質問された。とりあえず、「大変なことが起きましたね。それは大変驚きました。」と答えておいた。しかし、本当のところ、ついに危惧していたことが起こってしまったかという思いがありました。
中国製のダイエット用健康食品を個人輸入し、服用した人が重篤な肝障害に陥り死亡した。その後、日本でもさらに3人、シンガポールで1人、中国でも2人の死亡例があることが判明した。また、これらのダイエット用健康食品で相次いで肝障害を初めとした健康障害例が見つかり、20日に厚生労働省の発表によれば被害者は総計124人となった。きわめて危険な健康食品です。
一部の当該健康食品中に甲状腺ホルモン、フェンフルラミンが検出された。フェンフルラミンは以前肥満の治療薬として欧米で利用されていたことがあります。その後肺高血圧による死亡例があったり、高率に心臓の弁異常が起こすことが明らかになり、この成分は1997年以降利用されなくなりました。しかしその後も、日本国内で中国製のダイエット茶にフェンフルラミンは検出されています。ただし、甲状腺ホルモンやフェンフルラミンによる致死性肝障害の例は聞いたことはありません。恐らく今回の健康食品には肝障害をきたす何らかの成分が混入していたものと推測されます。その後の厚労相の発表によれば、N―ニトロソ―フェンフルラミンが問題のようです。
確かに、今までも海外の漢方薬や健康食品からは種々の不純物、鉛などの重金属、西洋薬が混入していることが指摘されてきました。海外製品については日本の規制が及ばないため、他にも危険な健康食品もあるかも知れません。今回の事件を教訓に、坂口厚労相は対策として、「ダイエット用健康食品」と称して販売されている未承認医薬品の取り締まり強化、被害情報を収集し、厚労省のホームページでの公表、健康食品の輸入時の審査体制の強化などを明らかにしました。しかし、これらは海外の健康食品(医薬品)を想定したもののように思えます。かつて本コラムでも繰り返し指摘しているように、まずはどのような健康食品、たとえ国内製品であっても副作用は起こりうるということを前提に対処すべきです。
今回の事件は、健康食品でも健康障害を起こしうるということを一般に知らしめることとなりましたが、その代償はあまりに大きかったといえます。
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